鈍る感覚、毛先が笑う声に耳を傾けて | FUZZY CHAOS 511

鈍る感覚、毛先が笑う声に耳を傾けて

ボールペンの限界点とペンダコの限界点。-100221_0146~01.jpg




漂うのは虚無感。



背負うのは欺瞞。



誘うのは猜疑心。



笑うのは偽善者。



泣くのは誰。



躊躇わずにトリガーを引くなら
躊躇いながら首を絞めたい

戸惑いながら過ぎるなら
笑いながら過ごしたい

早く、手に掛けてくれないか。


刃の潰れたナイフで興奮する自我を抑えている夜に掛かる下弦の月はハイ・フレットを掻き鳴らして空気を切った。
鈍く光る残像に存在を観ている暇に手の中にあるはずの存在を確かめてくれ、怯えていないか

恐怖とは似て非なる恐怖が重なる毎分毎秒に刻々と刻まれる傷跡は生まれては消えて忘れ去られていく

枯れ落ちるなら、首から音を立てるか
全てを許した人に任せていきたい。


忘れてしまったのは自己なのか他意なのか感情は変わらずに進んでいるのにすべてが邪魔をする。


殺意に変わる日常をいつか殺してしまいたい。
自滅型ストーリーを好む性癖は変わることなくサディスティックに時間と自己を切り刻んで



ゴミ箱に詰め込んだ。









寝よう。




この感覚は辛いな。