言葉の嗜好品
小説は素晴らしい。
文章を目でなぞるだけで世界から離脱できる(耳を音で塞ぐか、無音の状況下に限るが)
あれこれ深く考え過ぎる癖は昔から治らないけれども
小説を読む時だけは完璧に、意識を紙媒体に向ける事が出来る。
さっき手に取ったのは電導ナイトクラブ、村上龍を読む気力は無かったから
森博嗣のグレィドゥ・ザ・スカイを10ページほど読んだ。
と、飛べる…。
やっぱ面白いな何度読んでも。
美しいから愛するのか
愛するから美しいのか
うーむ、ロマンチストなら後者なのかしら。
深い。
いつか消えてしまうと分かっているのに、掴もうとしてしまう。
哲学ですね。
大好物だぜ…。
因みに、ややこしい議題とか矛盾が好きです。
例えば、人が人を殺すのは何故か、とかを突き詰めて話したりとか
人は生きるために生まれるのか
人は死ぬために生まれるのか
とか、ね。
まず、極論を出してそれから徐々に広げていって
広げすぎて投げ出すのも好きです。
( ´ω`)はっはっは
病み上がりの1日は作業もそこそこに
堕落した生活で体を休めました。
しかし正直、舌打ちの出るような堕落した生活はもう嫌です。
だってやりたい事やりたいけど
風邪ぶり返したらファックだから、ろくに作業出来ないし
パソコンに向かって疲れない程度の作業。
なんだかなぁ。
皆さん、インフルエンザとか風邪にはくれぐれもご注意を。
雨音が反響して部屋の中で微細なリズムを作り出し、手に収まりきらない音像が書き起こす術を知らない苛立ちを植え付ける。
頭の中で完成している理想の音と音の共生は、目の前で繰り広げるとガラス細工の様に崩れ去る、残るのは不協和音の尾ひれ。
笑い声の通りが今までの鬱積を潰して歩き、生まれる疑心が蔑んだ眼差しで妄想を締め付ける。
手の中で踊る脚のもつれた手は、手の甲を見せて倒れ込み、背に腹は代えられぬと笑い叫んだ。
取り留めの無い音階に嫌気を刺した刃物は切る事を止めて自らを折る。
流れる風は立ち止まって嵐を待った、夕立は微かに笑って視界から消えて、朝方に現れた雲は通りすがりの傘で太陽を遮る。
冷えた両翼から漏れる熱気が曇りガラスを濁らせて世界を歪ませる。
扉を開くファズサウンドは、抜けの悪い中音に悪態をついて二度と聴けなくなった。
雨音の反響する部屋では微細なリズムが作り出す、手に収まりきらない音数が書き起こす術を知らない俺に苛立ちを植え付けて回る。
睡魔、睡魔、寝ます。