7/3夜11時、22歳だったキキがついに息をひきとったようです。

3日前のキキちゃん。
実家帰る度に最期だと思って接してたので今日の母からの電話は出る前に察しました。

もう息するのも辛そうな状態が半年ぐらい続いてたので、今は悲しいと言うより穏やかに息をひきとってくれたことに安心。



しっかし長生きしたなー。
あたしが4,5歳の時に子猫のキキをもらいに行ったのを思い出したり。
魔女の宅急便からジジって名前にしようとしたのに当時3歳だった弟が「ジジじゃ可愛くない」って泣いてキキになったなー。町田に住んでた頃、活発だったキキは雀をくわえてきてママを驚愕させたこともありました。

ここ数ヶ月はもう会えないかもと思っていっぱい写真撮った


今まで常に猫やら犬やらいたけどこんなに人生を共にしたにゃんこは初めてです
大好きだったおばあちゃんと同じお墓で安眠ですな



初めてキキとしーが対面した時の微妙な距離感。笑



一時3匹いたにゃんがついにしーちゃん1匹になっちゃいました。この子はまだ若いのでしばらく飼い猫との別れはなさそうです。


キキちゃん長いことありがとー

Candyからの投稿
映画のすべて~マスターズ・オブ・シネマ」という授業での話。
土曜の授業なのでとらざるを得なくて履修したのですが、とってびっくりものすごく面白い授業じゃないですか。担当はうちの研究科の先生ですがオープン科目なので学部生からはもう大人気の授業だそうです。


今日のゲスト講師、行定勲監督のお話が忘れられなくてブログに書き留めておくことに。

「僕はこれまでに盟友と呼べる友人が17人亡くなっている。それもゆっくり死んでいったのは1人だけで他は事故や自殺。突然ぽんっといなくなってしまう。僕は彼らの死をどう捉えたらいいか、ある種それを糧にして映画をつくっているんです。」

我GITSの教授でモデレーターを務める安藤先生の「行定さんの映画ではどこか毎回死の影がありますよね。」というコメントから上記のお話をしてくれました。


そして最後に学生からのGOに対する質問で、行定さんの回答に300人近くいる学生が固唾を飲んで聞き入ったエピソード。

「GOのクランクインまで1ヶ月を切った頃でした。地元熊本から友人が久々に飲もうということで上京してきた。その友人はGOが上映されたら熊本の映画館で最初に観ると言ってくれた。応援してると。2軒目に誘われたがクランクイン前で多忙だった僕は断ってしまった。別れ際振り返ったら寂しそうな彼の姿があった。この”寂しそう”は後付けですが。その後撮影が始まったある日、携帯にものすごい量の着信と留守電が。その友人が亡くなったという連絡でした。お別れを言いに来たんだと後から知りました。その日は撮影どころじゃなく放心してました。そこへ俳優である窪塚洋介がその様子を感じ取り「何かあったんすか」と聞かれたので全てを話しました。奇しくもその日はジョンイルが死ぬ前に窪塚洋介と別れるシーンの撮影でした。当初振り返る予定ではありませんでしたが窪塚洋介は最後に振り返るというアドリブをつけました。」

間接的に聞くとそんなドラマみたいな話ホントかよって思うような話。
ジョンイルが誰なのか、窪塚洋介は何役なのか知りませんでしたがまぁ帰って速攻見ましたよね、GOを。
なんだかすごく心の深いところに刺さったエピソードでした。

恥を忍ぶと今まで映画にあまり興味を示さず過ごしてきたわけで、GOも見たことなければ行定という名前は聞いたことがあるレベル、前回の亀山千広監督も存じ上げず…こんな映画初心者の私にでもぶっ刺さるぐらい本当に魅了される話が多いし講師陣の話し方も魅力的。授業のゴール通り着実に映画が好きになってますわたし。特に行定さんからは人生の深みの違いをひしひしと感じました。

個人的に才能とかほぼなくって努力で何とかできると考えてる人間ですが、なんだかこの授業で来るゲストの方々を見てると鬼才って存在するんだなーと。まだ3回目ですが。
初回の沖浦監督と石川プロデューサーが来た時も直後に「ももへの手紙」を観に行ったし、見事に映画館に足を運んじゃってます。


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画がなかったので何故か今日出た作品を貼ってみる。



来週はテルマエ・ロマエの監督さん、今後も久石譲や是枝監督などそうそうたるゲストのお話が聞けると思うとこれだけで大学院行って良かったと思えるレベル。
や、本業の情報通信分野の授業もちゃんと受けてますよ。いっぱい。