アメーバなうは先週をもって半年を迎えたそうです。
半年とは特に関係ないんだけど、リリースしてからのメディア特性の変遷を記録しておこうと思い立った。忘れちゃいそうだから。

※私見です
12月リリース当初:twitter完コピサービスとして無駄に話題に上っていたため、リテラシ高めのtwitterユーザたちがマルチポスティングツールでポストしてくる、という人の割合がまだ高かったと思う。はまちちゃんにも攻撃されたしね。

1月以降:アメーバ内でいろいろ訴求してみるも、twitter的用途で使ってもらうとユーザ層の明らかな違いから案の定「使い方がよくわからないんですけど」リクエストの嵐。この頃はまだ、「独り言を淡々と投稿させる(量)ORコミュニケーションに発展するような秀逸な一言を投稿させる(質)」かで方向性瞑想中。ちなみにマルチポスティングユーザたちはこの頃にはもう飽きている。
ラボの権威であるO平さんに、twitterと決定的に異なる特性として「返信率4割、相互フォロー率6割」(ぐらい)というデータをいただく。
上記データを元に、 4/22に行われた半日合宿で「コミュニケーションに発展するようなひとこと」(ざっくり)をつぶやいてもらう方向に落ち着く。もはやつぶやきと言う表現で良いのか謎。サービスに関して合宿をしたのは初めてだったけど、中長期のメディア戦略を確認したかったのであたしとしてはけっこう意味のあるものだった。
まあアメーバユーザからしたらアメーバ他サービスを使ってていきなりなうが現れたら、そりゃ淡々と独り言つぶやくサービスだなんて思わないだろうから至極全うなことなんだけど。
社長との定例MTGに参加し出したのも確かこの頃で、「twitterで独り言をつぶやく行為が恥ずかしい、ださい」と思ってる層を中心にアプローチするということも定かになる。
それで言うとtwitterで誰に突っ込んでもらうでもない独り言を、何の抵抗もなく何千もつぶやいてるあたしは恥ずかしい人dawfa

ここ最近:最近のテーマは、「▼かんたん、かわいい、たのしい」(O山さんの日報より)
これに向けての施策、機能はがんがんリリースしてるつもりだし、何より創ってて楽しい。
メインの作り手は3人という少人数構成なので、目先のUIや付加価値機能は、各々勝手につけてみたりしてて(ほぼクリエイティブ担当のO山さんですがw)、言うなれば全員がディレクターも兼務してる状態。リリーススケジュールはみんなで決めるし。
けどこれって各々がメディア戦略とかサービス特性、アメーバユーザの習性なんかを把握してないと実現できないだろうし、自分たちが単にこういうのが好きだから、って実装するんだったら自社メディアでのエンジニアは不向きだと思う。
#そんなあたしは上記を念頭に置いて実装してるサービスは初めてです(今までは自己成長にいっぱいいっぱいだったので)

これだけ書くと新規開発ばっかで保守してんのって感じに見えるけど、もちろん安定稼動は大前提です。
#そもそも叩かせてもらってるAPIへの負荷が増えたりネットワークリソースを過度に食いそうな機能リリースはインテク陣からGOが下りないととリリースできません

今はまだ流行ってるとは言えない状態ですが、媒体が成長していく様子は我が子を見ているようで楽しいので(子供いないですが)今後もがつがつ開発していければいいなと思うのです。
生まれて初めての国内独り旅に至極wktkしているアップロマンスカーって久々新幹線キラキラ
6/9 10:34

念願のおべんつナイフとフォークキラキラ
6/9 12:30

みーうーが臨める新幹線ステキ音符
6/9 12:31

値段の割にはむちゃくちゃ部屋が快適ラブラブwifi入るしレディースプランだから美顔器とかオーシャンビューとかアーリーチェックインとかレイトチェックアウトとかアップアップ
6/9 14:42

下田でとれた新鮮な素材を寄せ集めた寿司だそーで割り箸ビール美味すぎる。
6/9 19:25

とこぶしってゆう旬の貝によるつまみ。
6/9 19:27

オーシャンビュー晴れ晴れ
6/10 7:03

素泊まりなのに朝食ついてくる特典ナイフとフォークコーヒー
6/10 8:16

泊まってた部屋カクテルグラス
6/10 12:41

砂浜まで下りてきた波キラキラ海の水が澄んでで幸せな気持ちになる宝石紫宝石白宝石紫
6/10 12:58

ホテルの兄ちゃんオススメの2件目。金目が有名らしいフグ魚座
6/10 16:37

T塩さんにオススメしていただいた、「情熱プログラマー」を読了しました。
情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方/Chad Fowler
¥2,520
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邦題は「情熱プログラマー」なのですが、「The Passionate Programmers」のほうが俄然しっくりくるので一応オリジナルのタイトルも載せてみている。
結論から申し上げますと、ちょうちょう良書です。
プログラマ、非プログラマ関係なくソフトウェア業界で生きる人間にとっては読んどくべきかと。
営業⇔プロデューサー⇔プログラマーを互いに理解することで、自己満ではなくチームとしてプロジェクトを成功に導くというシンプルな目的を達成するための、それはそれはハッピーな生き方が非常に噛み砕かれて書かれております。
以下、絞りに絞った「これは!」と響いたセンテンスを抽出。

・君が「ただのプログラマ」だとしても、顧客に彼らのビジネスの言葉で話しかけることができれば、それはもう立派なスキルだ。(P.9)
・いちいち噛み砕いて説明しなくても、このプログラマどもが私の要望を理解してくれたら、どれほど仕事が楽になることか!(P.10)
・スキルはテクノロジのプラットフォームの枠を越えたものであるべきだ。(P.25)
・スキルは目的を達成するための手段のひとつにすぎない。(P.36)
・老子に「人に魚を与えれば、それは一日の糧となる。しかし魚の釣り方を教えれば、それは一生の糧となる」とある。(P.40)
・海外の競争相手よりも品質の良いソフトウェアを速く安く作る確実な方法は何だろう?ロボットを作ることだ。君自身の仕事を自動化しよう。(P.61)
・よほど幸運でない限り、おそらく君は賢くなるために報酬をもらっているわけじゃない。最新のテクノロジで一流のエキスパートになるために報酬をもらっているわけでもない。十中八九、金儲けしようとしている組織のために働いているはずだ。(P.66)
・どんなふうに想像力を働かせれば会社の金を節約できるだろう?どうすれば開発チームをもっと効率化できるだろう?(中略)給料の2倍を忘れるな。年間で少なくともこの数値を上回るまで決して逃げちゃいけない。(P.82)
・チームが自分に完全に依存している作業があったら、それもすべて書き留めておく。(P.85)
・僕は「できません」を一つの安心材料ととらえるようになった。本当にできないとき臆せずに「できません」と言える強さを持ったチームメンバーがいれば、彼らの「できます」という言葉には偽りがないと確信できる。(P.97)
・これがソフトウェア開発者だったら、自分の業績を自分がかかわっているビジネスの文脈で表現するって意味だ。君は何かしら成し遂げたのかもしれないけど、それは何だったんだろう。どんな意義があったんだろう。その業績と読んでいるものは会社の時間を無駄に使ったんじゃないって言える?(P.122)
・オープンソースに寄与することは技能の証明になる。本格的なコードを書き、本格的なプロジェクトに寄与すれば、何かのテクノロジについて知識があると主張するだけよりずっと説得力がある。(P.132)
・プロジェクトスケジュールというものは、かなり水増しされていることが多い。1週間かかると誰もが思っている作業を1日で終わらせてみよう。(P.135)
・たとえ今日の波の最前線に立っていても次の波には既に乗り遅れてるってことを認識してほしい。(P.144)
・週に一度、最前線技術について調査する時間を設けよう。少なくとも週に2時間、新しい技術を調査し、それについてのスキルを養う余裕を作ろう。(P.144)


#もちろん文脈の中で効力を発揮する一文たちなので、これだけ切り取って載せても伝わりきらないではあると思いますが・・

もう1文1文全部を語録にしてもいいぐらい。
(語弊はあるかもしれないが)いわゆる「ただ言われたことを実装する為にコードを書いているのであれば、インド人を雇えばいい」の理解に何歩も近づいた気がします。
この変化の激しい業界において、「今やってることは既に時代遅れである」という言葉を常に念頭に置いて、貪欲に新しい技術を追求していこうと思います。

非プログラマでもすごく読みやすいので、あたくしのバイブルであるアジャイルプラクティスと併せてオススメです。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣/Venkat Subramaniam
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