本日、インターンシップの今後の打ち合わせがありました。


が、急遽予定が変更になり


田町にある「シネマイーラ」という映画館でBASURAというドキュメンタリー映画を観る事となりました。






『BASURA』(2009)

$ふぁじの軌跡-BASURA
※BASURA(バスーラ)とは、タガログ語でゴミを意味する。



この映画は、観光地としても脚光を浴びるフィリピンを舞台にしたもので



フィリピンの現状を20年近くに渡り追い続けている四ノ宮 浩監督の作品です。




スモーキータウン(大型ゴミ捨て場)に住む人々の暮らし


そこに住む人々の惨状、現実


想像を絶する貧困


そういった状況の中、もがくように生きる人々の強さ



そういったものがリアルに表現された映画でした。






映画の出演者の一人で、クリスティーナという女性が出てきます



彼女は若干16歳で結婚・妊娠を経験し、生まれてきた子供の病気治療のため高額な薬代を工面しながら必死に生きてきました。



(映画内での)現在、彼女には多くの子供がいて、その内3人の娘が学校に通っています



もちろん現地の人にとって、3人の子供を学校に通わせるというのは楽な事ではありません



それでもクリスティーナは何とか娘達を学校に通わせます



そんな母の姿を見る娘達は時に学校を休み、ゴミ拾いの仕事などで生活費を稼いだりしながら家計を助け合って暮らしています。



劇中で娘達のインタビューがあり、その中でなんか心にすごく響いたシーンがありました。



「将来の夢はなんですか?」



「学校を卒業する事です」





僕は、信用金庫に入って、いずれ地域貢献したいという夢があります。


学校を卒業するのなんて当たり前、そんな風に思っていました。




でも、彼女達は違った。



それを聞いたとき、胸が締め付けられるような感覚になりました。





この映画は、本当に自分がどれだけ裕福で幸せなのか


まじまじと考えさせられる映画でした。




インタビューのシーン、3人の娘の後ろには高層ビルが並んでいる


その高層ビルの向こう側に、私たちが住む日本がある


今、この瞬間も


それを忘れてはいけないって、そう思いました。





相変わらず文章能力が低い僕です。



だから実際に観てもらいたい。




きっと何か感じるものがあると思います。