魯迅『あひるの悲劇』読了。
久しぶりに再会した幼なじみは、かつて僕の英雄だった頃の輝きを失っていた……切なさと次世代への期待に溢れる「故郷」。定職も学もない男が、革命の噂に憧れを抱いた顛末を描く「阿Q正伝」。周りの者がみな僕を食おうとしている! 狂気の所在を追求する「狂人日記」など、文学で革命を起こした中国現代文学の父、魯迅の代表作『吶喊』『朝花夕拾』から16篇を収録。
ロシアの盲目の音楽家で、
日本でも活動したエロシェンコとのエピソードを綴ったもの。
タイトルはエロシェンコの童話作品『ひよこの悲劇』に引っ掛けたのだろう。
ユーモラスな感じがよい。
