L.ブニュエル監督の『忘れられた人々』を観た。

 

 

 

感化院を脱走してスラム街に戻った少年が、盲目の大道芸人を襲撃したのを手始めに、仲間を連ねて悪行の限りをつくし、やがては破滅していく。カンヌ国際映画賞監督賞を受賞。

 

一見ブニュエル作品とは思えないほどのリアリズム映画だが、

夢や幻覚の表現などはブニュエルだなと思う。

貧困が子どもたちに及ぼす残酷な結末は、

当時のメキシコの世相を如実に反映してるのだろう。