えんじゅです。

さっきYouTubeを見たら、

お気に入りに登録していた動画(複数)が削除されていました・・・。


著作権法など、関連法案の改正により、

動画や音源などの利用については

以前よりかなり厳しくなったと思いますし、

そのこと自体は時代の流れというか

仕方がない面もあるかとは思います。

二次創作や恣意的な引用が蔓延る昨今、

コンテンツの質や著作権者の利益をを守る上では

必要なのかもしれませんが、

社会的な問題について提議する、

あるいは社会(=生活の質、クオリティ・オブ・ライフ)の向上を図ることと、

個人的な利益を守ることのどちらが大切なのか?と思ってしまいます。


もちろん、理想を言えば、その両立が望ましいとは思います。

しかし、それが現実的に難しいケースもあるでしょう。

ことは言論・表現の自由にかかわることだと思われるだけに、

もっと柔軟な対応はできないものかと思ってしまいます。


要となるのはやはり創作者や著作権者の姿勢でしょう。

自らの表現行為あるいは作品がどれだけの政治性を持っているか、

一見政治とは何の関係もないように見える作品でさえ、

その存在条件が政治的なものにどれだけ絡めとられているか

きちんと自覚している人は、

有償であると無償であるとにかかわらず、

その表現そのものを大切にしているように思います。


いずれにしても社会の多様性、創造性を支えているのは、

言論・表現の自由に対する最大限の保障だと思います。

日本だけでなく欧米でも、

今はこれと逆行するような傾向が見られることが

世界的な文化的経済的な停滞と無関係ではないと思うのは、

決して僕だけではないような気がします。