さる信頼できるスジからの情報によると、
日本に訪れる観光客の目的は、一位がアキハバラ、
二位がニンジャだそうですね。
忍者のいいところ、もっと知ってほしいな♪
というわけで今回、忍者映画を観まくったわけですが
・・・あんまり面白い作品がないのです。
通常の時代劇と違い、特撮がメインになりがちで、
アクション映画としてはスッキリしない作品が多い。
今回観た中では、特撮を可能な限り排した「忍びの者」と
特撮に振り切りすぎて怪獣映画になってしまった
「怪竜大決戦」が傑出してました。
それではグチを交えつつ紹介しましょう。
忍びの者/続・忍びの者(62年・大映)
主人公は伊賀忍者の石川五右衛門。
首領の妻と関係を持ったばかりに、罪滅ぼしのため
盗賊として軍資金の調達と、信長の暗殺を命じられる。
日本に忍者ブームを巻き起こしただけあって、
骨太なストーリーとキビキビした演出が気持ちいい傑作。
伊賀攻めや本能寺のシーンも見応えあり。
ところで、忍者といえば黒装束、なんだけど
主人公が着るには地味なせいか、この映画以外では
あまり見かけないね。
一般的な忍者のイメージ

映画や漫画でよく見るイメージ

海外から見た忍者のイメージ

怪竜大決戦(66年・東映)
東宝のゴジラや大映のガメラに刺激されて
東映でも怪獣映画を!ってことで選ばれたのが
古くからある忍者物語の「自雷也物語」。
しかも主演は松方弘樹!
松方兄いの殺陣が少ないのは残念だが、
(それでもラストの大友柳太郎との対決は見もの)
怪獣映画と割り切ればこれほど楽しい作品はないね。
伊賀忍法帖(82年・角川)
アイドル女優、渡辺典子を売り出すのに、
山田風太郎の忍法帖シリーズでもエロエロな
この作品を選んだのが間違いのような。
伝奇アクションがやりたいのか、ラブコメがやりたいのか
いまいちスッキリしない。
真田浩之が出てるのにアクションシーンも少なく、地味な印象。
ついさっき観終わったのに、美保純のおっぱいしか覚えてない。
SHINOBI(05年・松竹)
今回観た中で一番の問題作。
冒頭から渋谷のカップルよろしく抱き合う二人を見て、
早くもこの二人の忍ぶ恋を応援する気がなくなる。
原作の十対十が五対五になったのは、尺の関係で仕方ない。
だけどさ、世継ぎを決めるために甲賀と伊賀を戦わせる話が
いつの間に両方を滅ぼす話になったの?
最初から全員で戦わせればいいんじゃない?
アクションさえしっかりしていればまあいいと思ったが、
これがまた、忍術で相手の動きをスローにして斬る。
もう忍術じゃなくていいから殺陣ぐらい見せてくれ。
また、何度殺しても復活する強敵が出てきたら、
どう倒すのかって気になるじゃないですか。
ロクな描写もないまま、自殺のようにアッサリ死ぬ。
ああもう、なんだかもう。
「文春きいちご賞」は伊達ではない作品でした。
カムイ外伝(09年・松竹)
すっげえ期待してたの。
原作大好きだし、松山ケンイチも嫌いではない。
CGがひどいとは聞いていたけど、原作愛でカバーできると思ってた。
間違いだった。
まるでコメディ映画のように、身動きもせずに遠くまでピョーン!
日本映画でのCGの使用は、法律で規制すべきだとマジで思った。
まあ原作には忠実なほうだし、最後の殺陣だけはいい。
シナリオをあと三十分削って、CGをリファインして、
余計なナレーションを全部消せばいい作品になる…ハズ。
燃えよNINJA(81年・米)
ニンジャとショー・コスギの名を全米に知らしめた
記念碑的作品(マジで)。
日本でニンジャの修行をしたフランコ・ネロが
友人の農場を救うために自慢のカラテで悪人をなぎ払う。
しかし敵もニンジャ、ショー・コスギを雇うにいたって
宿命の対決が、オジギとともに始まる・・・。
とまあ、巷で話題の「ニンジャスレイヤー」の
原点ともなった作品。
下手な和製忍者映画より面白いってのはどういうことよ。
それでも、まだまだ日本で面白い作品が作れると信じてます。
いい加減、アクションをVFXで誤魔化すのはやめようよ。
それではまた気が向いたら!
