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STUDIO 67

ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

内田裕也氏といえばロケンローである。

 

キャリアに比べて音源の数は異常に少なく

ヒット曲も皆無。それでも彼はロケンローで

シェケナベイベーなのである。

これって実は凄いことなのでは。

 

そんな内田氏の数少ないアルバムの一枚がこれ。

 

1.ホワット・アイ・セイ
2.トラブル
3.ツイスト・アンド・シャウト
4.ブルージン・バップ
5.ブルー・スエード・シューズ
6.ワン・ナイト
7.シェイキング・ロック
8.ルシル
9.ダイナマイト
10.キープ・ア・ノッキン
11.アイ・ウォント・ユー・ウィズ・ミー
12.天使のハンマー
13.スイムで行こう
14.ローラに好きだと云ってくれ

 

最近久々にこのアルバムを聞いてたものだから

今回の訃報には非常に驚いた。

 

発表は64年。

演奏は寺内タケシとブルージーンズに
尾藤イサオとブルーコメッツも参加している。

 

実は50年代のロカビリー・ブーム終焉後

方向性を決めかねていたブルージーンズの

立て直しに一役買っていたのが内田氏なのである。

 

言わばその後のエレキブームやGSブームの

下準備をしていたわけで、やはり彼には

ロケンローの称号がふさわしい。

 

エルビスやジーン・ビンセントといったひと昔前の曲に、

寺内タケシ氏の「そんな速さで弾かなくても」なギターを絡め

生涯変わらなかった超ハイトーンのカタカナ英語を乗せて

強引にサーフ・ロックに仕立て上げた一枚。

 

すべてが過剰で、トゥーマッチ。

そうでもないと欧米に追い付けなかった時代の産物だ。

 

このアルバム、一時はかなりプレミアがついていて

僕も手に入れるのに苦労した思い出があるが、

今は非常に安価で再販されている。

この機会に聞いてみるのはいかがでしょうか。

 

それでは、あらためてご冥福をお祈りします。