パーシー・メイフィールド【Please send me someone to love】 | STUDIO 67

STUDIO 67

ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

 

次回のセッションで何か新ネタを仕込もうとして

「ジョニー・ウィンターの曲をやろう」と思いついた。

 

いやもちろんあんな風には弾けないんだけど

曲だけでも同じものをやろうと選んだ曲が

「Second Winter」収録の「Memory Pain」。

 

 

しかし小節数が変則的なので、パーシー・メイフィールド

オリジナルを聞いてみたところ、どうやら普通の12小節。

これならセッションでも使えそうだ。

 

 

今回の主役パーシー・メイフィールド・・・トップ画像の伊達男である。

 

「ブルース詩人」のあだ名をもつ彼の曲は

Life Is Suicide(人生は自殺)」だの

River's Invitation(川が呼んでいる)」だの

よくまあこんな陰鬱な曲が書けるもんだと思うが

最大の名曲といえば「Please send me someone to love」。

 

 

天よ すべての人々に 理解と心の平穏を

そして もし 過ぎた望みでないのなら

愛する人を与えてほしい

 

世界がひとつになる方法 憎しみの果てに平和がある

そして もし 過ぎた望みでないのなら

愛する人を与えてほしい

 

・・・めっちゃいい曲じゃないですか? 七十年前の曲ですよ?

なのに今もまったく状況は変わっていないという。

 

いい曲、いい声、いい男と三拍子そろった彼。

当然スター街道まっしぐら・・・と思いきや

交通事故で自慢の美貌は崩れてしまい

以後は作曲家としての活動がメインに。

 

歌手としての活動期間が短かったせいか
CDのリイシューもさみしい状態だが

ぜひ一度、彼の声に耳を傾けてほしい。