超初心者限定 ブルース入門 女性シンガー編 | STUDIO 67

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ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

最近は女性ブルースシンガーものをよく聞く。

ずっと男性シンガー/ギタリストばかり聞いてきたわけですが、
プレイヤー目線で聞いてしまうきらいが無きにしもあらず。

ここらでちょっと”萌え”が欲しくなったというか…
ブルース初期のスターは女性シンガーだったわけだし、
やはり男には出せない声というものを持っている。

今回は初心者絶対必聴!の女性シンガーを紹介。
いきなりベッシー・スミスをすすめるのもアレなので
まずはこの三人は絶対聞いてほしい。

イン・ヨーロッパ/ビッグ・ママ・ソーントン with バディ・ガイ


「Hound Dog」のオリジネーター、
ビッグ・ママ・ソーントンのセッションを収めたもの。
ギターにバディ・ガイ、ドラムはフレッド・ビロウ、
ピアノはエディ・ボイド、ハープはウォルター・ホートン・・・と、
それぞれソロでも成功している大物を従えて
ビッグ・ママが吠える!ハープも吹く!
※このアルバムに、マディのバンドとの共演曲も加えた
編集アルバム「Ball And Chain」もあります。



Deluxe Edition/Koko Taylor


クイーン・オブ・ブルースことココ・テイラー
アリゲーター時代のベスト。
チェス時代よりもストレートなブルースが多くて聞きやすい。
代表曲「Wang Dang Doodle」ももちろん収録。
B.B.やバディ・ガイなどのゲストも多彩!



Etta James Rocks The House/Etta James


エタ・ジェイムスの傑作ライブアルバム!
ジャズやバラードもこなすエタだけど、
ここでは黒人街のド真ん中から真っ黒なグルーブを届けてくれる。
ギターは名手、デヴィッド・ウォーカー。
他には晩年の「Blues To The Bone」もおすすめ。



上記の三人は残念ながら故人だけど、ここから現役の注目株を。

バッド・ガール/Pヴァイン・レコード


シカゴ・ブルースの大物、エディ・テイラーの娘、
デミトリア・テイラー
曲はスタンダードが多くて聞きやすい。
日本が誇るギタリスト、菊田俊介が参加してるのも良い!
あとこの人、痩せたら絶対美人だよね。



Deluxe Edition/SHEMEKIA COPELAND


ココ・テイラー亡きあとのクイーン・オブ・ブルースこと
シェメキア・コープランド
ビルボードのブルース・チャートにバンバンアルバムを送り込み、
ブルース・アワードも総ナメ・・・と大物の片鱗を見せている。
聞いてわかるとおりロック寄りの音作りで、初心者にもおすすめ!



聞かず嫌いも多いと思われる女性ブルースボーカルものですが、
騙されたと思って聞いてみて。きっと幸せになれる・・・はず!

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追伸:Part2をUPしました。