超初心者限定 ブルース入門 Part.2 | STUDIO 67

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ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

わずか3つのコードで演奏されるブルースは、
恐ろしく敷居の低い音楽だ。
 

3日もあれば初心者でもコードを弾きながら
歌うことぐらいできるようになる。

しかし、「できる」ということと「聴かせる」ということは
まったく別だ。


誰にでもできるからこそ、聴かせる演奏をするためには
人一倍の努力を要する。
ブルースとは敷居が低いくせに、ゴールは果てしなく遠い音楽だ。

だから一生の趣味になる。

僕が二十年以上ブルースを聞き続けても飽きないのは
そういうことなんだと思う。

曲自体が単純であるために、演者の個性がモロに出るのも
ブルースの魅力だろう。

 

華麗なギターソロで泣かせるブルースマンがいる。
ソロなど弾かずに、コードだけで聴衆を躍らせるブルースマンがいる。
天地が裂けんばかりの歌声で歌うブルースウーマンもいれば、
甘く囁くような声で歌うブルースウーマンもいる。

 

そして、誰も思いつかないような変化球を投げるものもいる。

 

誰も使わない楽器を使う

洗濯板をこすりながら歌う人がいます。

 

コード進行や小節数を無視する

13小節や19小節等、ありえない進行をする人がいます。

 

無駄に豪華に演奏する

長いリムジンに牛の角をつけて走る変態地方テキサスでは、

バンドメンバーは多ければ多いほど良しとされました。

 

あえて汚い音を出す

日本製の安ギターが人気のようです。

 

少しはブルースに興味を持ってもらえただろうか。
また機会があれば、スタイル別におすすめのCDなどを紹介します。


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