5月も中旬を迎え、北海道はこれからがいい季節ですね。
今日の野菜は、リーキです。
「ポロねぎ」とも呼ばれるリーキは、長ネギに似ていますが、独特の香りや苦みはありません。
火を通して食べるのが一般的で、加熱すると甘味が出て、トロリとした食感になります。
日本ではまだあまり知られていないこともあり、どうやって食べたらいいの?と迷ってしまう方もいるかもしれせんね。
そこで今回は、リーキを使ったフランス家庭料理の簡単レシピを紹介します。
リーキはフランス語で「ポワロー」といい、よく食卓に登場する食材なのです。
ポワロー・ヴィネグレット
キッシュ・ポワロー
フォンデュ・ド・ポワロー
ちょっとお洒落なリーキ料理を楽しんでみてください
ポワロー・ヴィネグレット
ヴィネグレットはビネガー(お酢)のこと。火を通したポワローにビネガーのソースをかけた、定番のフレンチです。
材料 (2人分)
リーキ … 2本
卵 … 1個
酢 … 大さじ1
マスタード … 小さじ1
オリーブオイル(植物油) … 大さじ3
塩・こしょう … 適量
作り方
- ゆで卵を作り、白身と黄身を分けます。白身はみじん切りに、黄身はほぐしておきます。
- リーキの白い部分を2等分します。青い部分は別の料理(キッシュなど)に使います。
- 小鍋にリーキを入れ、かぶるぐらいの水を注ぎ、中火で15分ほどゆでます。
- ソースを作ります。容器にマスタード、酢、オイルを入れて、よく混ぜます。塩・こしょうで味を調えます。
- 器にリーキを盛り、白身と黄身を飾り、ソースをかけます。
キッシュ・ポワロー
卵と生クリームで作るフランスの郷土料理キッシュに、リーキとベーコンを入れました。
材料 (タルト型22㎝)
リーキ … 4本
ベーコン … 2枚
溶けるチーズ … 大さじ2
卵 … 3個
生クリーム … 20ml
牛乳 … 20ml
バター … 大さじ2
塩・こしょう … 適量
パイシート … 2枚
作り方
- パイシートをめん棒でのばし、タルト型にしきます。
- ベーコンをざく切り、リーキを輪切りにします。
- フライパンにバターを入れ、中火で加熱し、ベーコンを炒めます。
- リーキを加え、軽く焼き色がつくまで炒めます。
- ボウルに卵を入れて溶き、生クリーム、牛乳、塩・こしょうを加えて混ぜます。
- タルト型にしいたパイシートに溶けるチーズをのせ、その上に炒めたリーキとベーコンをのせます。
- 5の卵液を注ぎます。
- トースターで15分ほど焼きます。竹串をさして、くっつかなければできあがり。
フォンデュ・ド・ポワロー
フォンデュとはトロトロ食感の料理のこと。リーキを生クリームで煮たシンプルな一品です。パンにつけたり、サイドディッシュに。
材料 (2人分)
リーキ … 2本
バター … 大さじ1
マスタード … 小さじ1
生クリーム … 大さじ1
レモン汁 … 大さじ1
塩・こしょう … 適量
作り方
- リーキを5㎝ぐらいに切り、さらに千切りにします。
- 鍋を弱火にかけ、バターを入れて溶かし、リーキを加えて混ぜ、蓋をしてごく弱火で20分ほど煮ます。
- レモン汁、生クリーム、マスタードを加えて混ぜ、塩・こしょうで味を調えます。
- 蓋をして弱火のまま10分ほど煮ます。
ぜひお試しを
by Kayoko Kimura
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