これが超一流の壁というやつなのだろうか。

最後の直線、横山が馬群に揉まれ込んでいる姿を見るにつけ、そう思わないわけにはいかなかった。

あれが実力なのか。

アクシデントがあったのか。

1枠が災いしたのか。

いずれにしろ、負けは負けだ。

岩田の勝利インタビューを聞きながら、G1を勝つには、がむしゃらにいかなければダメなのだと改めて思った。

彼の顔は、勝利に飢えている顔だ。

何でも獲ってやる、そうしたハンターの顔だ。

やはり、競馬は関西馬ということか。

50分後。

共同通信社杯競輪(佐世保)・春一番決勝が発走した。

細切れ4分戦。

一番長いラインが、浅井-永井-坂上の中部ライン。

準決勝まで、井上昌、伏見が3連勝で勝ち上がっている。

この4分戦のラインを見て、これなら伏見が楽々抜け出してくると思った。

このところの充実度が違うし、準決勝も石丸を楽々捌いて抜け出してきている。

ラインの齋藤との2車単が18倍ほど。

これはおいしい。

皐月賞の負けを一気に取り戻し、火曜からの国分町での足しにしよう。

伏見が4番手をとったとき、貰った!、松坂ではないが、自信が確信に変わった。

それが、一体どうしたのだ?

それほど永井のかかりが良かったのだろうか。(そうは見えなかったが)

解せない。