音楽劇「箱の中の女」をシアターコクーンで観てきた。
一青窈の歌(作曲は、小林武史)をフィーチャーした珍しい内容だ。
ただし、岩松了が作っているので、演劇としても成立している。
岩松作品は、ちょっと複雑(分かりにくい)なものが多いが、今回のはまだ分かりやすい方だった。
それにしても、一青窈って、小さいなあ。
今日は前から5,6列目の中央だったので、よく見えたのだが、あれ、身長150cmくらいじゃないかな。
体も細いから、余計小さく見える。
それでいて、歌はパンチがあるので、あれで「ハナミズキ」でも歌われたら、結構な迫力だろう。
杉本哲太がいい味を出していた。
NHKの大河ドラマなど、バイプレーヤーとして実力を発揮しているが、地道に頑張ってきたのだなと、改めて思った。
なにせ、元グリース(正式には漢字4文字だが、わからない。)である。
演劇を観る前に、時間があったので、宇田川の「兆楽」で、特性ミソそばと餃子を食べた。
味はどうということもないのだが、ここは学生時代、渋谷でアルバイトをしていたときに、昼食でよく食べた店だ。
近くの洋服屋(もちろん今はもう無いが)で働いていた。
ヤサラ。
これは、「野菜炒めライス」のことである。
「肉野菜炒めライス」だと、ニクヤサラとなる。
常連は、そう言って注文していた。
久しぶりにヤサラとも思ったのだが、ちょっと気恥ずかしく、衝動的に、特性ミソそばを注文してしまった。
そういえば、これって、当時はメニューになかったな。
やはり、伝統の味に限る。