1週間ぶりに仕事に復帰した早々、強烈な飲みの中に身を置いてしまい、今週は少々無謀な行動をやりすぎた。
これでは完全な社会非適合者だ。
来週も福岡出張等があるが、少し自重しないと。
そういうわけで、今週はあまりテレビをゆっくり見る時間もなかったのだが、改めて清原の引退試合を見た。
引退する者はどのような大打者でもそうだが、清原も既に勝負師の顔ではなかった。
それが悲しくもあり、懇親のフルスイングの後、左膝を引きずる姿は、そうか、そこまで悪かったかと納得もする。
僕にとって清原は特別な選手である。
リアルタイムで見たあの甲子園の雄姿。
巨人に裏切られたあのドラフトでの涙。
その巨人をついに打ち倒すという瞬間、一塁ベース上で泣いたあの姿。
すべてリアルタイムで見てきた。
何より素晴らしかったのは、ライトスタンドへ運ぶあの美しいスイング、フォロースルーである。
まさに天性の打撃だったと思う。
あの右打ちの美しさは、落合→清原で、この後おそらくもう続く選手は出ないだろう。
桑田、清原、奇しくも今年揃って引退となった。
時代の流れだと言われればそれまでだが、それだけで片付けることができない何かが僕の中に引っかかる。
それは何だろう。
もう少し抗っても良いのではないか。
この歳で?
この歳だから抗わなきゃいけないのでは?
二人の引退は、私にそう言っているようでならない。
残された時間は、もうそう多くはない、ということなのだ。