平安賞決勝。

地元のエース・村上義は、惜しくも準決勝で敗退となった。

弟も決勝に乗れず、〔兄弟揃い踏み〕はならなかった。

それでも、今や看板をはれる選手に成長した稲垣が決勝進出を決め、明日は鉄壁の近畿ライン形成か。

対抗ラインは、武田―神山―山口の栃茨ライン。

千葉の海老根には、兵藤が付けて3分戦だろう。

近畿4人で並ぶなら、稲垣が先行する公算が強いが、武田は神山が付くと、是が非でも先行にこだわるところがある。

2人で叩き合うなら、海老根の捲くりごろとなるが、果たしてそこまでの出来にあるか。

それなら稲垣の番手・前田の方が面白い。

前田の抜け出しに、海老根に乗ってくる兵藤が中割ってくれば・・。

夜になって、露鵬・白露山兄弟の大麻陽性反応の報が飛び込んできた。

特に白露山は、北の湖理事長門下である。

待ったなしだ。

今頃理事長は、密かに頭を抱えていることだろう。


とんだ〔兄弟揃い踏み〕となってしまった。