先日、ラジオで家賃保証をする会社の無理な立ち退きに対して損害賠償を請求した団体について放送していたので聴いていると非常な違和感を覚えました。それは勝手に処分した荷物に対して1000万円を請求したというものです。なんでも2カ月滞納しただけで追い出されたのだがら請求するのは当たり前だというのです。また、払えないのは本人が失職したためでまったく悪くなく大家が悪いようなことも言っていました。確かに無理な追い出しについては問題あるのでしょうが大家さんは被害者という概念もないのが聴いてて腹立たしくなりました。賃貸物件のオーナーさんはその収入を頼りに生活している方も多く、また賃貸物件の運営には結構費用がかかり1ヵ月でも入らないと窮地に立つ方はたくさんいらっしゃいます。そうした現状から滞納する悪質な賃借人の家賃を立て替え払いしてくれる保証会社が増加したこともやむを得ないと思います。それに1000万円の対価があるのならばそれを処分して家賃をなぜ払わなかったのか疑問に思います。家賃を払えなくなるのであれば早めに行政に相談するなどの手を打てばよいと思います。最近ではまっとうに生活するよりも騒いだもの勝ちという風潮になってきているようで嫌な気がします。今回感じましたのは、無理な追い出しをかけるような業者への取締も大事ですが、それに合わせて家賃滞納者への迅速な対処も合わせて行うようにしなければ根本的な解決はしないと感じました。