最近、取引先の会社が業務に関する約定の手続きが遅いので非常に困っておりました。相手先は有名企業の子会社ということで信用しておりましたが、支払時期が守られないことや更新に関する手続きが大幅に遅れるなどしたことから念のため弁護士に相談したところ、最近では大手企業のグループ再編に伴い子会社がいきなり無くなり、そういった報酬が払われず泣き寝入りになるケースが増えているので、注意が足りないと先生にお叱りを受けました。ひどいケースだと、先方の都合で形式上はこちら側の不手際で業務契約を解約した形をとった上で後から相手先の社員の不正行為に対する損害賠償を請求されることもあるそうです。中途半端な大手企業では、すぐに出入り禁止にするなどと脅してきて担当者の意向に沿った契約を結ぼうと迫るところもありますが、そういう企業はこれだけ情報開示が進んで来ている現在では淘汰されていくと思います。我々も相手先の規模や目先の利益だけでなく仕事に対する姿勢などを判断基準として取引先を選んでいこうと思います。