確かにこのブログでも、自分の読書感想らしきものをカテゴリーにしている。

ただし、一部であって全部ではないのは、言うまでもない。

すべての読書記録をつけたら、それは自分のうちをさらけ出しているような感じがして、いたたまれないだろう。
一部だからこそ、言いたいこと書けるし、隠したいことは書かなくてよい。自分の意志がそこにはあるから。

ところが、先日の新聞記事によれば、神戸新聞が、神戸高校図書館の貸し出し記録を高校の許可はとっているとして、
村上春樹氏他2名の方の貸し出し記録の写真を掲載したという。

高校であっても図書館であることに変わりないのに、本人の許可なく、閲覧、貸し出し記録を開示することなど、
あっていいのだろうか?
日本図書館協会は、「プライバシーの侵害」に当たるとして調査し、神戸新聞も開示しないこととして、今後注意することと
なったようだが、公人といえども、個人情報は守られるべきと思うし、図書館の信頼が裏切られかねないこととして、
注視するいったんとなった件ではある。

最近の風潮ではないけれど、「図書館戦争」のような時代になってはならないと思う。