慢性膵炎一歩手前の在宅ライター、
コティマムです。
東海地方に引っ越してから
病んでいった経緯などを
吐き出しています
前回までは、
正社員ではなくなった自分が
保活に苦戦する様子や、
記者としての仕事を
続けられないことへの葛藤を
書いていました。
今回からは
しばらく子育ての内容になります。
2017年1月に
娘・コティを出産したコティマム。
見知らぬ土地なので
もちろん知人も友達もおらず、
0歳娘とほぼ2人きりで
過ごしていました
もともとDINKS希望で
子どもや子育てに
全く興味のなかった私。
そんなスタンスは
産後も変わることなく、
「きゃ〜
赤ちゃんかわいすぎるぅ」
「ずっと見ていたい」
みたいな感情がわくこともないまま、
あまりに小さ過ぎる命に緊張しつつ
四苦八苦しながら
子育てしていました
※私は妊娠中も産後も「赤ちゃんメロメロ」
みたいな時期が全然なく、
「自分は母性(?)が
欠落してるのかもしれない」と
思っていました
だから産後もハイにならなった
自分自身が余計に怖かったです。
当時は「かわいい」とか
「子どもが生まれてうれしい」
とかそういう気持ちより、
ワンオペ育児の中、
「この命をなんとか育てなければ」
という責任でいっぱいでした。
今も子育てを「楽しい」とは思いませんが、
娘のことを純粋に「かわいい〜」と思ったり
子育てについてブログで
普通に書けるようになったのも、
実はここ最近なのです
今思えば、これはすべて
「余裕」の問題だったと思います。
当時、
「ずっと引きこもっていてはダメだ」と思い、
区や保健所、図書館なんかが
やっている
単発の赤ちゃんイベントは
参加していました
本の読み聞かせをしてくれたり、
手遊びしてくれたり、
離乳食の作り方を学んだりと、
「赤ちゃんと
どのように過ごすか」を、
そういうイベントで学んでいきました。
単発のイベントなので、
特定の“ママ友”が
できることはありませんでした。
そして私自身がプライベートでは
ものすごくコミュ障なので、
「ママ友ってこわそう。
面倒くさそう」という先入観があり、
“ママ集団”に入っていくことを
避けていました。
しかし、近所の児童館がやっていた
0歳児対象のイベントに行ったことで、
初めての“ママ交流”が始まります
そのイベントは
「2016年4月〜2017年3月生まれの
0歳児がいるママ」
が参加できるものでした。
そして児童館側が、
4月生グループ、5月生グループなど
ママと子ども達をグループに分けてくれて、
「同じ月齢の子を持つママと
交流しましょう」
と促してくれました
めっちゃくちゃ緊張したのですが、
私は1月グループに所属。
20人くらいのママがいました。
子どもは全員0歳なので
どの赤ちゃんも
まだごろーんと寝ているだけ
児童館のスタッフさんが司会者となり、
ママ同士で自己紹介。
子育ての悩みを引き出してくれたり、
赤ちゃんをあやしてくれたりと、
中身の濃いイベントでした
このイベントは毎月1回必ずあって、
1歳になったら卒業です
月1程度なら、
娘と一緒に毎回参加しようと思いました。
ママ達と適度な距離を保ちながら、
子どもを遊ばせたり、
ちょっと話ができる時間というのは、
引きこもり状態だった私にとっては
「ちょうどいいイベント」でした。
しかし、
20人近くママがいれば、
いろいろな人がいます
上に子どもがいて
子育てベテランな人。
地元っ子で
地元の育児情報に詳しい人。
みるからに教育ママっぽい人。
オーガニックや
自然派に超こだわってそうな人。
積極的にママ友交流したい人。
セレブっぽい人。
そしてベテランママや
地元情報に強いママなどが
いつの間にか「リーダー」となり、
あっという間に
LINEグループが出来上がりました
LINEなどは、
じっくりと仲良くなった
信頼した人と交換したい私
ただでさえ引っ越してきたばかりで
地元のことも全然わからない。
しかも私は他のママのように
さして子育てに興味がない。。。
LINEグループに参加するのは
正直気が重い
でも毎月イベントはあるし、
断れない雰囲気…
気が進まないまま参加しました
その日から頻繁に、
ピコンピコンと、
ちょいちょい入るトーク
約20人いたので、
通知もめっちゃくちゃ来る
私は児童館での
月1程度の付き合いでよかったのですが、
「うちでベビーマッサージしない?」
「今度みんなでお茶しない?」
という連絡も……。
断っていいものなのか、
でもご近所になりそうだし、
参加しといた方がいいのか…、
この頃はLINEの返信ひとつに
いちいち緊張していました
そして、たまーに参加する
お茶やランチでも、
会話の内容に
すごく気を遣う
お互い
「同じ月齢の子どもがいる」だけで、
バックグラウンドも
家庭・育児環境も違う。
これまでどんな人生を
歩んできたかも知らないし、
専業なのかワーママなのか、
仕事復帰するのかもわからない。
経済状況なんかも全然知らない。
(当時、地元情報を知らないまま
夫の会社に勧めて頂いた区に住んでいましたが、
めちゃくちゃ富裕層地域で
まわりは豪邸ばかりでした
なので当時の私は周りのママ達が
セレブに見えてました。実際セレブが多かった)
いろいろな所に地雷がありそうで、
下手に深入りして聞くこともできない。
当たり障りなく、
・最近の子どもの様子
・離乳食やオモチャの話
・相手の赤ちゃんとをにかく褒める
これに徹していたのですが、
全然面白くない
気を遣って、
さほど興味もない子育てネタで
なんとか会話をつなぐ
ママ集団と交流することで、
疲れている自分がいました
今振り返ると、
これは私のコミュ障と
ネガティブな性格が原因です。
ママ達は良い人だったし、
私が交流好きな人間だったら、
とっても楽しく感じていた時間だったと思います。
性格的なものもありますが、
当時の私はママ付き合いにすごく緊張し、
壁を作っていました
そして
「あー、東京帰りてぇ……。
普通に友達と会話したい。
子ども預けて歌舞伎見たい」
こんなこと
ばっかり考えていました