昨日夕方クロコが亡くなりました。
12歳くらいでした。
癌でした。
昨日の朝も自力でトイレに行ってました。
6時ころ私が目を覚ますとベッド横に座っていました。
足が立たないのによく座れたものだと思います。
夕方、ベッドに寝たままでは退屈だろうと
リビングに連れて行ったところゴロゴロとよく動いていました。
なのでそのすぐ後容体が急変するとは思いませんでした。
寒いの二歩手前くらいのいい風、窓から見える青空、
逝くなら今だ!と思ったのかもしれません。

うちに来る前、妹が撮ったもの。
これぞ「ザ・クロコ」といった表情。
いつもこんな緑のまんまるな目で人のことを見ていた。
不妊手術のすぐ後で、お腹を剃っているので
肉に埋まって傷は見えないけど、人によっては嫌かもしれないと
モザイクをかけたらワイセツ物みたいになってしまった。
まぁもりっとしたお肉が尻のような形になっているので
加工しないと余計ワイセツ物に見えてしまうと思う。

優しいからちびこの面倒もよく見ていた。
私の面倒もよく見てくれた。
お腹のお肉に顔をうずめると気持ちいい。
呼吸できないけど。

いないなーと思うとヘンなところにいる。

柔らかいものに顔を押し付けて寝るのが好き。

体は大きいけど気が小さい。
そこが可愛い。
食いしん坊で、お腹がすくと「にゃうわうー」と鳴き
キッチンにいると後ろから巨体で膝かっくんされる。

猫マキビシを作ってやったらあおあお言いながら咥えて持ち運んでいた。
投げると上手に打ち返した。
あんなに喜ぶならもっと早く作ってやればよかった。
遊んでるとこ撮影すればよかった。

お気に入りの番組は「ワイルドライフ」。
明日も一緒に見ようと言ってたんだけどな。
アニマルプラネットのミーアキャット番組も夢中で見ていた。

先週、初めての外出。
この日までは歩けていた。
楽しそうに歩いたり寝そべったりしていた。

お正月に遊びに来た時。
この頃はまだ太ってはおらず、サムに惚れられていた。
猫見知りのクロちゃんにやっと隣に座らせてもらえたサム。
タオルを入れたカゴに乗っちゃうので新聞を敷かれてしまった。
英字新聞ならお洒落な図になったかもしれない。
ブレちゃったけど。
昨日今日、目を離した隙にサムがクロちゃんの毛をむしっていた。
良く解釈すれば「ねぇ起きてよ」
悪く解釈すれば「あれ?抵抗しやがらねぇ、いぢめちゃえいぢめちゃえ!」
…きっと後者だと思う。
今日ピーちゃんと同じ所で火葬してもらいました。
クロちゃんがいないのがなんだか変で
いつも寝てたベッドやソファをつい振り返って見てしまいます。
昨日はもう苦しまないで済む、よかった
という思いの方が強かった気がします。
今日になって悲しみがじわじわ来ました。
あれ?なんだクロちゃんいるじゃん、と思ったら
たたんだ洗濯物だったり何かの影だったり。
体脱いだらラクになったー!
と、その辺で走り回っているんだろうなーと思います。