私には珍しく、ほんっとに珍しく

イベント前日をのんびり過ごしております。



少し前までは帽子の仕上げだ、スナップ付けだ

修羅場跡地の掃除だ、荷作りだとバタバタしていたんですが。





リカちゃんサイズワンピ のスカートの作りが我ながら気に入り

同じレースを使ったスカートのセットを作りました。



冬薔薇館にて-30‐1


今度は当然縫いしろに余裕があるのでラクでした。

スカートはほんとにラクだったのですが

ブラウスは初めての形なのでやり直しもあったりしてちょっと大変。



ウエストにゴムを入れる予定でしたが、

ストンとしたシルエットが予想以上に可愛かったことと

ゴムを入れることで裾が広がり過ぎるおそれがあったこととで

こうしてみました。



なんだかちょっとメルヘンチックになったような気がします。

赤ずきんみたいだな。

今度は赤で作ってリカずきんもいいかも。





冬薔薇館にて-30-2


モデルは90年代後半の定番リカちゃん。

目の色を水色から薄緑に塗り替えました。

小生意気な表情が可愛い。




前回お友達に

「これこれこんなドレスがあったらいいな」

と言われておりました。



以前よく作っていた形なので目先が変わっていいかも、

とそれを二着くらい出す予定でおりました。



ところが布入れをいくら探してもぴったりの布がありません。

使える時間は二日半のみ。

当然買いに行く時間はなし。

トーションレースはほぼ使い果たしたので

二着分ある副素材はチュールレースだけ。



チュールレースに合う布…

ピンクのコットンサテンしかない!

しかもぴったり二着分。



で、こんなん出来ました。



冬薔薇館にて-30-3


「あったらいいな」とはまるで違う定番デザイン。

スカートはかなりたっぷりしています。

これもメルヘンっぽいかな。



サテン地というのはなかなかやっかいで、

ほつれるんです。とにかくほつれるんです。



おまえはフリンジかぁぁ!



と布にツッコミ入れたくなるくらいほつれるんです。

それでも作り慣れた形なのでそう大変じゃなかった。





冬薔薇館にて-30-4


ワンピ本体はラクなんです。

面倒なのは帽子と襟飾りなんですよ。

それだけに全体の雰囲気を決めるのもここですね。





冬薔薇館にて-30-5


モデルは(たぶん)キャッスルマリーン。

オクにて落札。

ついでに手に入れた子だったんで、

やっぱりいらなかったかな、と思っていたのですが

単に似合う服を着せていなかっただけだということがわかりました。

落札してよかった。手放してたまるか!



基本の彩色にダークブロンドのボブが上品です。

こんな恰好が似合うんだったのね。





ピンクドレスを半分くらい作り終えたところで

とんでもないものがあったことを思い出してしまいました。



ふと作りかけ服入り缶を手に取って…あれ?

一応の形だけ作って数年前から放置していた服なのですが



「これはー!」



ハイウエストのワンピース。

これを手直ししてレースやブレードを飾りつければ

「あったらいいな」ドレスそのもの。



しかも「こんな感じのドレスで…」と指されたものと同じ布製。

こりゃ作るしかないじゃないですか。



冬薔薇館にて-30-6


それがこれ。

渋めなので着るヒトを選びます。



ご本人のお気に召しますかどうか

わかりませんのでとりあえず展示だけしておきます。



お気に召さないようでしたら、う~ん…売りに出そうかな。



今回たまたまこんなことになりましたが

リクエストや予約等は受け付けておりませんので悪しからず。




冬薔薇館にて-30-7


モデルは茶箱ユリーシア。

ストレートの髪を縦ロール・オンザまゆげにし、グレーの目を緑に。

渋めのお嬢様服がよく似合います。





さて皆様、明日のドールショウでお逢いいたしましょう。

我が冬薔薇館ブースは4A‐15。

お気軽にお声をかけてくださいませ。