ワケあって会社を退職した。
上司、先輩、同僚、後輩、まわりの全ての人に恵まれ、沢山のチャンスにも恵まれ、四半世紀の私の社会人生活の中で、最も大変で、最も楽しく、最も充実した密度の濃い9年間だったと思う。
さて、と。
とりあえず、ひとやすみ。どこか涼しいところに行ってノンビリしたい。
秘書が避暑へ。
というくだらないギャグを思いついたが、退職したから私はもう秘書ではない。
このオヤジギャグが日の目を見ることはあるまい。
大阪から電車に揺られて5時間。長野県の白馬へ。
遠くの尾根には雪が残っていて、大阪とは別世界!
宿泊したのは1万坪の森の中に佇むホテル。
1泊目はしっくい壁の南仏風なお部屋。
2日目のお部屋は英国調のクラシカルテイスト。
女子の憧れ(?)、天蓋付ベッド。濃いピンクとモスグリーンは好きな色合わせ。
お部屋の広いジャグジーバスからは、窓の外の眺めが美しく、森の中でジャグジーに入っているみたいな感覚に。
洞爺湖サミットで腕をふるったシェフの手によるフレンチが素晴らしかったのは、もはや言うまでもない。
でも、2日続けてフルコースはしんどいな。。。
と思っていたら、2日目は和風にアレンジしてくださり、お箸で食べるフレンチだったのも良かった。
まさに、非日常。
本を読んだり、散歩をしたり。
全28室のこじんまりしたホテルだったので、館内はとても静か。
そして何よりも、スタッフの皆様の細やかな心遣いと温かいホスピタリティに感動。
そしてまた、日常生活が始まる。
贅沢はもうおしまい。すっかり散財してしまったから、これからは節約、節約。
今週から、また新しい仕事だ。
これから始まる生活も、振り返ったときに「中身の濃い楽しい時間だった」と思えるよう、日々を積み重ねていきたい。
<オマケ>
非日常といえばこの映画。「華麗なるギャツビー」
ギャツビー、かわいそうやったな・・・。
もしハッピーエンドだったら、作品として成り立たないことは分かっているけれど、哀しい映画を見ると、長い間ひきずってしまう。
ともすれば女性から反感を買いそうなヒロインのデイジー役を、キャリー・マリガンは上手く演じていたと思う。