私は空間にパズルのようにものを収納していくことが好きでした。
収納力にもそこそこ自信はありました。
さらに磨きをかけようと、やましたひでこさんの著書 『家事の断捨離』(大和書房)を開いたところ…
「収納では片付かない」
というその1(つまり基本の基ですね)で出端を挫かれました。
本書には、やましたひでこさんの断捨離ノウハウというよりは「断捨離哲学」が語られています。
・収納こそが家事を大変にしている
・納戸という名の「ゴミ捨て場」
・収納は「収めて見殺し」にしているようなもの
収納力の自信が崩れ去りましたが、この考え、私には目から鱗の説得力がありました。
やましたひでこさんの断捨離は、物ではなく、常識の断捨離。
これは私の頭の中に、リノベーションを起こしてくれました。
第2章からは、やましたさんのご自宅の収納例や家事のルールなど具体的なことが紹介されています。それが合うかどうかは人それぞれ。ちなみに私はさほど共感できませんでしたが、ちょこちょこ納得できるところはありました。
・メンテナンスにお金をかける
・1冊の本から1つでも得るものがあればよし
私もそう思います。
早速、古い写真、昔の給料明細、学校のお便り・資料など、かれこれ30年分の過去を断捨離。断捨離すると家が軽くなった気がします。
断捨離という考え方は、家のお片付けだけではなく、いろんなところに使えそう。
早速、毎日見ているトレーディングツールの登録銘柄を断捨離しました。
「my銘柄」「注目」「以前売買」「機会があれば」「四季報(で4つ)」「決算(で4つ)」などと分けていたんですが、数だけ増えていって、結局日々のチェックが面倒くさい。事業内容もあやふやになってしまった銘柄も多数。「事業内容が好きなもの」「興味があるもの」以外は削除して、事業別に分類しました。しばらくこれでやってみよう。