千葉県船橋市にある中山法華経寺。
このお寺の鬼子母神さんは
今の私の生活の始まりの場所です。
この場所は日蓮宗の大荒行と呼ばれる100日大荒行が行われています。
毎年節分になるとたくさんの芸能人の方が豆をまきにいらっしゃいます。
何年か前までは美輪明宏さんも毎年豆まきに来てくれていて、偶然鬼子母神堂の前でお見かけした時もありました

20歳くらいの時に友人の家に向かう電車の中で偶然見た駅からの光景のこの場所が、後に自分の運命を大きく変える場所になることは、すでに始めから決まっていたのだと思います。

私の両親は全く信仰心はありませんでしたが、良い心の人たちでした。
このお寺に私がお参りに来たことから、不思議な生活がスタートしたことで、実は母方の曽祖母がとても熱心な法華経の信仰者であったことを母から聞くことが出来ました。
曽祖母は当時子供を抱えながらも、生きることの大変さに負けそうになり、子供を置いて自ら命を断とうとしたそうです。
木にロープをかけ、踏み台にのり、いざ首をかけようとした時に、見えない力にドンと突き飛ばさてしまい踏み台から落ちてしまったそうです。そのことがきっかけとなり、曽祖母は子供を置いて死のうとしたことを改め鬼子母神さんと法華経を熱心に唱えるようになったそうです。
母は、あまりに熱心な自分の祖母を見て育ったせいか反対に信仰心に関しては恥ずかしく思って封印したようです

ただ娘の私が不思議な話しをしきりにするので、思い出したように曽祖母の話しをしてくれました。

私の中では家族の持つ流れを感じ、自分が鬼子母神に惹かれたと言うよりは、曽祖母に行かされていたのだということがしっくりときました。
鬼子母神さんがインドの神さまであることも後に知りました。
曽祖母の影響なのか、
私のお爺さんとお婆さんは、私達が知らない間に身延山や佐渡島などを巡っていたようです。

会ったことも聞いた事も無かった曽祖母の名前は、私がもしも女の子が出来たら付けたいと思っていた名前でした

自分の中にたくさんのご先祖様たちの人生が入っていて、ご先祖さまたちの思いの中で生かされているのだと感じます。

今日この話しを何故か書きたくなってしまい、改めてご先祖様や両親、兄達を思い出しています。

「南無妙法蓮華経」

若い頃に何度も助けて頂いたお経です

このお寺の鬼子母神堂にある鬼子母神さんの絵がすごく美しいんですよ!
御縁がある方は、いつか見て下さいね