インドの聖なる山の
山の頂上にある寺院を目指し
裸足で自らの足で山に登りました。

高所恐怖症で歩道橋ですら
三半規管がおかしくなる私が、、、。
こんなに高いなんて、

こんなに急だなんて、

思ってもいなかったから、
ハイキング的な気持ちだったから。
前は乗り物で上がったから、、、。

これは完全に自分の限界を越えた。
肉体も精神も振り切った。

思っていた以上に急で高さがあり
高所恐怖症が全開フルオープン、
戻ることも振り返ることも出来ず、
半泣き状態でも上に登るしか
自分を救う道が無い、、、
四つん這いになるような形で
必死に進むのだけど、
どんなに登っても
ゴールが見えて来ない

下も見れないけど、
上も怖いから見れないから
軽いパニック状態。

恐怖がピークを過ぎて
怒りが来る。

でも、その横で
インドの人達はサクサクと
軽々普通に歩いてます。
私だけ〜。

でも、どうしても怖い。
普通には立てないのです。
心の中で号泣。

が、1回目。
結局これを2日間の間に
4回繰り返した。
3度目からは迂回コースが見つかって
なだらかにはなったけれど
山の高さが変わることは無い。
というか、1回目で身体が足が
緊張感と筋肉痛でボロボロです。
アホみたいだけど、
自分の視界にいっさい景色が
入らないように出来る限りの
神経を目の前の階段だけにするのです。
それでも結果
4度山を登りきった。
4度山を下った。
心の底から
自分をエライと
私だけが褒めてあげました。

4度目の挑戦をしている時
私はこの山の神様と一緒に
この山を登っていた。
痛みも怖さも全て神様に委ねた。
完全にそう思いきる。
その気持ちだけでなければ
すでにボロボロ過ぎて
私は山に登ることは決して
出来なかったと思う。
限界を越えた人間の
振り切った力は想像を超えて
やってきました。
終わった後は足の痛みで
普通に歩くことすら出来なく
なっていました。
山に4度も登れたのは
この山の神様からのプレゼント。
足の裏から山のエネルギーを
たくさん受け取り
山の上では
朝1番に、夜の最後に、
たくさん祝福を受けました。
足の裏で、
身体全体で、
感じたこの山の感覚が記憶が
今では私の一部となりました。
ムルガン神に会えます。



今になって、
やっと笑って話せます。




