というわけで、

おさるのジョージの挿入歌が気になり過ぎてとりあえず分かる事は記録しておこう

その6、です。

一応注意ですが、ネタバレが有ります。


10月になりました!この季節にぴったり!!

TVスペシャル「おばけ伝説のなぞ」より

・「わーっ!」の歌(仮)

・仮装して出かけよう(仮)

・ここはお化け屋敷かもしれない(仮)

の3曲です。


〜ストーリー〜

ハロウィンのシーズン、ジョージとおじさんは田舎のハロウィンパーティーを楽しみにしていた。おじさんが腰を痛めながら日課の落ち葉掃除をする間、ジョージはレンキンスさんの農場へ飾り用のカボチャを調達しに行く。カボチャチョイスのアドバイスがしたくてうずうずしているビルをかわしつつカボチャを物色していると、そこに居たアリーからハロウィンで人をびっくりさせる心得を歌で教えて貰う。


「わーっ」の歌(仮)


びっくりさせよう ハロウィンで

それは突然やってくる

おどす方もされる方も いきなり来ちゃう

ハロウィンパーティーにでかけると

皆仮装して決めてるけど

それだけじゃ何か物足りない

そうハロウィンといったらコレ!

「わっ」


ハロウィン(ハロウィン)

きっとあなたも夢中よ

叫び声は(叫び声は)

怖いけど 面白い


「カボチャアドバイザーが完璧なカボチャを選んじゃうよ。その為にはまず、完璧なカボチャアドバイザーを選んでね」


おどしたり おどされたり

友達同士で楽しもう

さあ行くわよ みっつ数える

「準備は良い?」

1・2・3…

「わぁっ!」



その後、ビルから地域に伝わる怪談「顔無しの伝説」を聞く。

その昔、「寂しがり屋の老木」と呼ばれる木の側の一帯に「ハーバートネニンジャー農場」が広がっていた(ハーバートネニンジャーはビルの大大叔父さん)。そして「寂しがり屋の老木」の傍らには何故か顔の無いカカシ「顔無し」が立っていたらしい。

「顔無し」はハロウィンの夜になると近くを通る人の仮装用の大きな帽子を蹴り飛ばしたという。

そして長い何月を経てハーバートネニンジャー農場も屋敷もカカシそのものが無くなっても「顔無し」はカカシの幽霊としてハロウィンの夜になると現れ、道行く人の帽子を蹴り飛ばし続けたのだ。だからハロウィンが近づくと「帽子に気を付けて!」と皆で声を掛け合うのであった。


TVスペシャル「おばけ伝説のなぞ」は田舎のハロウィンパーティーを大枠として、この「顔無しの伝説」を中心に「仮装コンテスト」「巨大カボチャコンテスト」という二つのエピソードが両脇を支えつつ絡み合い、全てがスペクタクルに収束するハロウィンの夜に向けてドタバタ、いやゴロゴロと転がり抜ける最高のハロウィンコメディです。謎の真相はいかに!?はたしてジョージは仮装コンテストで優勝して「カーツバーグ828再充電式落ち葉吸引機」をおじさんにプレゼント出来るのか!?


TV版おさるのジョージにはこの他春の「わくわくアドベンチャー」、冬の「はやくこいこいクリスマス」が有ってそれぞれ素晴らしいのですが私は特に「おばけ伝説のなぞ」が好きですね!!夏のスペシャルも制作される事を(もしくはもう制作・放映されていて日本ではこれから放映されるのを)楽しみに待ってます!


他の曲も紹介します。

ジョージとおじさんが街のハロウィンパーティーの準備をする様子を見て回り、仮装のヒントを探している時にかかる曲。


仮装して出かけよう(仮)


日が落ちるまで待ちきれない

さあ街に繰り出そう そう今夜

会いたい仲間が集まる

ずっと皆考えていた 何になるかを


待ちに待った一年で最高の日


さあ

仮装して出かけよう

おっと帽子も忘れず

今日は楽しいハロウィン

足が痛くなるまで

色んなおうちを回ろう

今日は楽しいハロウィン



顔無し伝説について恐ろしい事実が判明し、怖がりながらも家のハロウィン装飾をする時の歌。ノリノリロケンロールです。


ここはお化け屋敷かもしれない(仮)


今の音は何?もしかしてネズミ?

それとも誰かいる?

ここはお化け屋敷かもしれない

それは心配し過ぎかな

もしかしてサンタクロース?

「おっと!」

そんな筈は無い

お化け屋敷にサンタは来ない


何故か怖い こんなの初めて

膝が震える 誰か向こうの窓見てきて


今の足音 

外から?それとも中?

「ああ!」

なんだ唯の猫

ここはお化け屋敷かもしれない


「あれ見て!」


何故か怖いこんなの初めて

膝が震える 誰か向こうの窓見てきて


怖がる事なんてない

分かってる筈さ

でもやっぱり考えちゃう

ここはお化け屋敷かもしれない

ああダメやっぱり考えちゃう

ここはお化け屋敷

かも

多分

おそらく

きっと

そう!


この曲をバックに描かれるハロウィンの飾り付けをする様子が楽しそうで大好きです。

あと「ここはお化け屋敷『かもしれない』」と歌っているのに「お化け屋敷にサンタは来ない」とここがお化け屋敷だという事を認めちゃってるのが面白いです。翻訳の妙かな?



そしてこのお話最後の歌は「仮装して出かけよう(仮)」の2番です。ジョージとおじさんが街のハロウィンパーティーを見て回る時にかかります。1番2番と合わせてハロウィンのワクワク感が良いな〜。ハロウィンパーティーなんてした事ねぇなーーー!


仮装して出かけよう(仮)


楽しい事沢山待ってる

さあ街に出かけよう

わくわくするね

りんご咥えに 干し草の荷馬車

輪投げに パンプキンの匂い

堪らないね


こんな楽しい事を誰が考えたんだろう


さあ

仮装して出かけよう

おっと帽子も忘れず

今日は楽しいハロウィン

足が痛くなるまで

色んなおうちを回ろう

今日は楽しいハロウィン


仮装して出かけよう

おっと帽子も忘れず

今日は楽しいハロウィン



終盤、顔無し伝説の意外な真相が明らかになります。そしてジョージの優しさが、ラストの予想の付かない展開の切っ掛けとなり大団円の鍵となる脚本の素晴らしさに唸ります。

今はこのお話はDVDを買うかレンタルするかでしか観られないけど、ハロウィンの時期にお子さんと観るのにぴったりなので是非多くの人に観て欲しい…!そして子供に「うちでもこんな飾り付けしてあんなパーティーをしたい!」と無茶を言われて欲しい…!


最後に…。


このお話のちょっとしたお遊び要素として、過去のジョージのお話(ミュージカルを見に行く話)の衣装が出てくるのを「おお!」と喜んだりできます。ディズニーの仮装の人も結構多い!


あと私的面白ポイントとして、ジョージの仮装に対して「(仮装)でどんな怪物にも悪霊にもなれたのに…」と言ってるそのおじさんの仮装が怪物でも悪霊でもなくバナナだった事です。でもこのシーンは良いシーン!おさるにはバナナ、ジョージにはおじさん!


あとあと私的燃えるポイントとして、ビルの大大叔父さん…ご先祖様は大きめ牧場の主だったけど廃れてしまいその辺りは今は普通に宅地になっていたという事実。運命が違えば大きめ牧場のお坊ちゃんだったかもしれないビルがレンキンスさんの手伝いをしながら小遣い稼ぎをしてるの、なんか良いですね〜。レンキンスさんもそれを知っていて、いつかビルが自分の農場を持てる様に支援する心積りなのかもしれないと妄想を広げました。


エンドロールは『「わーっ」の歌』のインストゥルメンタルです。その時のアニメーションがまた素敵なんですよ。尻尾まで美味しい。ごちそうさまです!(オープニングも勿論良きですよ、曲は「ここはお化け屋敷かもしれない」のアレンジです)



やっとおしまい!

つづく!