「ご唱和ください 我の名を!」は名曲です。つまり「ご唱和ください 我の名を!」は名曲なんです。って、当たり前過ぎる事を言ってすみません。
いや、名曲ですよね…。ここ何年かの私の「何らかの主題歌ランキングベスト5」に入っております。他、コタキ兄弟と四苦八苦の「オトナ」とかもランクインしております。
ウルトラマンZ、最初からは観ていなかったけど凄く面白いぞという噂を聞きつけて「子供も結構勇ましいものに興味持ち始めたから丁度良いかな〜、アマプラでもやってるし」って軽い気持ちで途中から観たら子供も私もまんまとどハマりしたクチです。去年のクリスマスにはサンタさんがZライザー持って来てくれました。
我ら、初めてのウルトラマン視聴でした。私は子供の頃ウルトラマンの再放送をちょこっと飛び飛びで観た事有りますがバルタン星人と目にシールを貼っていた地底人が怖かった事くらいしか覚えてないかな…。なので初めてと言って良いでしょう。
Zがとても面白かったので、じゃあ他のシリーズも観てみたいな!と思っています。まずはオーブとジード!
「ご唱和ください 我の名を!」、歌っているのは遠藤正明さん。作詞作曲もしています。全力でパワフルで歌っておられてめちゃくちゃかっこいい。この方のペガサス幻想のカバーが好きなんですが、冒頭の「聖闘士星矢ァ!!!!」のシャウトもキレッキレでこれまためちゃくちゃかっこいいです。
さて歌詞を見てみると、1番と2番で印象がガラリと変わります。物語の中盤で怪獣と戦う事に疑問を抱き苦悩の末成長するハルキに寄り添った内容になっていて泣かせます。
1番はZとハルキ、二人のこれからの成長を思わせる歌詞に続き、かなりノリノリで
退屈な持て余して蔓延るエイリアン
刺激求めて蘇る巨大モンスター
平和を乱す奴等は許さない
と勧善懲悪的に歌っています。
しかし2番は「正義」への懐疑的な言葉で始まり、そして物語の核心に触れていきます。触れまくっています。
怪獣もウルトラマンをも超える力を持とうとする人類、ヨウコ先輩を取り込み地球の各地を破壊するセレブロ、葛藤を経て二人の心と力を合わせて戦うZとハルキ、揺れ動くヘビクラ隊長…。
1番で「守りたい」とした地球が泣いている。泣き続けている。そして傷付き倒れてもと歌ってはいましたが、地球の涙を止めこの先も泣かせない様にする為未来へ繋がるような戦いをしていく決意。
もうね、聴くと自然と涙がでます。年だからってのも有るけど、物語に沿った壮大な歌だからですよ。最後の「傷付き倒れても構わない」だけちょっとバックのギター?ギターかな?のメロディが変わるじゃないですか。あそこが1番泣ける所ですね!
あと歌詞の中で「優しく」「優しさ」って言葉が印象的で、ハルキの歌なんだなあとしみじみします。
最後に。
歌とは離れますが、好きなシーンを二つ。沢山有って全て同率一位だけど…。
まずヨウコ先輩が自分の正義を語る所。多分、ハルキの様な葛藤や悩みを経てあの決意をしたんだと思います。私の好みとしては強そうに見えて本当に強い女性キャラがドンピシャなので、ヨウコ先輩大好きでした!
そして、過去に迷い込んだハルキにやはり自分の矜持を語るハルキのお父さん。ハルキだと気付いてて話したのではなく、急に現れた怪しい格好の青年からだろうと切実な疑問には真剣に答える所。その後握手をして我が子だと気付き、多分、うっすら自分のこの後の運命をも悟った事を一瞬の表情で表す所が良過ぎて良過ぎでした。好き…。
あとねー!「最後の勇者」のカメラアングルが好き過ぎて何回も観て酔ってます!!
ところで、曲タイトルでも有り作中の決め台詞でも有る「ご唱和ください 我の名を」の「唱和」とは一人が唱えた文言を複数人で追唱する事なので、Zとハルキのアレは正確には「唱和」では無かったけど最終回で初めて本当に「唱和」になったの、熱かったな…。
おしまーい