中山ダートは「先行馬が多くてもそれでも前が残り続ける馬場」か、「差しがバンバン決まる馬場(特に上級クラスで、短縮の差しが決まる)」が両極端になりやすく、どちらかというと後者になってほしいものの、内枠の馬や前が残っていた土曜の傾向だけを見ると残念ながら前者の先行馬寄りの馬場になってしまっている印象。

阪神ダートは、土曜メインや15番人気の2着など短縮臨戦が穴をあけやすい馬場と想定。

上記の傾向を考慮しつつ予想を始めたものの、傾向に当てはまる人気馬が複数いるようなレースばかりで予想に苦戦しました(予想レースに挙げたレースも人気馬がそれほど悪いわけではないです)。

<中山6R・500万下>
軸 サトノシャルマン(1着流し)
本線 ドラゴンホマレ、マーヤ
穴 モアアピール
次点 ボールドアテンプト、スクラッタ
おさえ 11
先行馬重視。人気馬のうち、1番人気のボールドアテンプトが差し馬、4番人気ホノカがあまり有利ではない1200mからの臨戦、5番人気ジュブリーユがためる競馬を示唆で、これらの評価を落として予想。
軸のサトノシャルマンは先行馬。前走は苦しい東京ダート16の内枠で、さらの展開も全く向かず惨敗。2走前にこのコースで2着好走しており牝馬限定で力量と適性上位で巻き返しあり。相手本線はダートに戻るドラゴンホマレが1頭目、あとは前走1200mから1700mの一気の延長ローテで失速した先行馬マーヤ、前走スムーズさ欠いたモアアピールの穴2頭を絡める。

<阪神7R・500万下>
軸 ヤサシサ(1着流し)
本線 グラッブユアコート
おさえ 1、2、6、7、9、11、14、15
短縮重視。短縮は2頭だけで、あとは1000mからの延長だらけのレース。
軸のヤサシサは2頭いる短縮のうちの1頭。実績のあるダートに戻り、阪神ダ12は勝ち星を挙げた条件。ただし、昇級後7着、11着とともに惨敗しているにもかかわらず2-3番人気と人気で、妙味が全くないのが悩みどころ。妙味を見出すならば、本線のグラッブユアコートの勝ち切れなさか。本馬は上位のクラスでも連続2着できるようにこのクラスでは能力は圧倒的上位。とはいえ2着9回、3着3回という実績からも勝ちきれない馬。今回も単勝1点台であり、牝馬限定戦でもあるためさすがに勝ちそうな感じもするが、「またも2着」の方に賭けてみるとも面白い。馬単や馬連、ワイド1点のような感じで3連単や3連複の買い目を配分する。


他、予想検討メモ。
中山7R:人気3頭が全部先行馬。差しが決まる馬場ならば臨戦込みでユアザスターだが、土曜と同じ馬場ならば届かず5着前後になりそう。他で人気がないところではチェアーグライドの先行力が魅力だがあっさり失速した前走が?

中山10R:人気3頭が全部先行馬。沈没の前走後面白そうとマークしていたアトランタも全然人気落ちず2番人気。

中山12R:人気3頭が全部先行馬。前走惨敗でもチュラカーギーが全く人気落ちず1番人気。2番人気シェアードも3番人気ケンコンイッテキも先行力良く揉まれにくい枠で死角少ない。差しが決まる馬場ならば人気落ちたタケルラグーンだが、土曜と同じ馬場では届かず5着前後になりそう。

阪神9R:人気3頭が全部短縮。