昨日仕事納めと思いきや、もう明日から2015年がはじまります。
大晦日でギリギリですが、2014年を振り返ります。

2014年は、一言で表すと「後半急失速」。



APATの記録の通り、年間回収率は104%と小幅ながらプラス。
昨年は5年ぶりに年間マイナスになりましたが、再度年間プラスを積み上げていく第一歩となりました。

が、回収率のワースト3が秋以降で独占(後半で3つも開催単位の回収率が50%台とは・・・)。
夏から調子下降の兆候が見られた後、秋以降で立て直すどころか、そのまま急失速。
ダラダラ下降した状態で来年を迎えることになってしまいました。
(ただ、失速した11-12月は、軸馬の3着が「5回」に対して4~5着が「17回」という、あと一歩に泣かされたのもありました)
夏前には120%前後の回収率があっただけに、非常にもったいない1年です。

競馬場別では、福島が回収率14%・・・終わってます。
他、中京や小倉も60%台と、ローカル開催がマイナスの大部分を占めています。


失速の原因はいろいろありますが、主に「観察不足」「研究不足」と考えています。

【観察不足について】
馬場状況やレース内容を自分の目で確認し、把握する作業が不十分でした。
結果、例えば前が残る馬場にもかかわらず、好臨戦に吸い寄せられて差し馬を軸にし、届かず5着前後のような予想を繰り返しました(特に後半)。

2012年をピークとした忙しさがやっと和らいでいたところに、今年7月ぐらいからまた忙しくなってきたという言い訳もあります。
ただ、忙しいのはある程度どうにもならないところがあるため、何らかの対策が必要です。
よって、忙しい時期は、2場開催で1つを捨てる/3場開催で1~2つを捨てるなど、傾向把握を集中化して取り組むことを考えています。

【研究不足について】
2014は、1月に種牡馬やコースの傾向調査や、主にダート戦における能力比較の研究を行いました。
しかしその後は、「新規種牡馬の傾向」「コースの傾向が例年と大きく異なるところがないか」「極端に成績が悪いコースの見直し」など、すぐに思いつくようなテーマがあるにもかかわらず、特に何もせずに1年を過ごしてしまいました。

これから正月の期間が休みということもあり、以下のようなテーマを中心に見直しを行います。
また、上記の通り、1月だけで終わらず継続して調査に取り組み、もう一度向上心をもって競馬に臨みます。

<直近で考えているテーマ>
(1)コース別注目種牡馬の整理
(2)近年産駒デビュー種牡馬の傾向
(3)ローカル競馬の見直し
(4)芝1200mの見直し

中でも、今年は特に「(4)芝1200m」のうち、上級条件が荒れ模様でした。
1番人気が古馬芝12重賞で年間0勝、OP特別/1600万下も単勝回収率52%、複勝回収率64%と低調。

特に、人気馬が差し馬のレースで、「逃げ先行馬が多数いるにもかかわらず、逃げ先行馬の穴馬が複数残って大荒れ」というのが目立っています。以下に例を記載します。(逆に、人気馬が逃げ馬のCBC賞やオーシャンSでは、2桁人気の差し馬が穴)

・芝12で逃げ先行馬が残って大荒れの例
京阪杯:人気のレッドオーヴァルが差し損ね、15番人気のサカジロロイヤルが粘る(2着馬が短縮とはいえ外枠差し馬ですが)。
高松宮記念:逃げ馬多数の中でコパノリチャードが勝ち、逃げたエーシントップがあわやの4着。
北九州記念:リトルゲルダ、メイショウイザヨイの2頭が残り、3着は内枠のカイシュウコロンボ。

ロードカナロア引退後の芝1200mは混沌としているため、来年も「人気馬信頼せず」「人気馬と逆の脚質の穴馬重視(逃げ馬の頭数などはあまり気にしない)」というスタイルで臨んでいきたいと思っています。


上記をはじめ、もう一度来年に向けて、まずは下降に歯止めをかけるべく立て直しを図ります。

今年1年ありがとうございました。