「24時に帰れたら良い方」という状況が続いたものの、ようやく昨日で今年の仕事も終わり。とはいえ新年も1月1日からいきなり深夜勤務ということもあり、来年に向けた「血統傾向/競馬場別傾向/オープン馬分析/種牡馬分析」などが全く進んでいません。
メルマガの発行、メッセージやメール等への返信なども滞っており、申し訳ありません。
今回は、今年の馬券の反省と、来年に向けた目標設定を行います。
2011年の実馬券は、結果だけならプラスで終わったものの、その回収率は100%ぴったり。(APATの成績でも、芸術的なほどのギリギリぶりがわかる)。2週前ではまだプラス50万ぐらいあったのが、残り4日のまさかの勝負レース1勝13敗(1勝は有馬記念)で、ほとんど消えてしまいました。ファイナルS、アンコールSをともに軸が4着で外すなど、最後は軸4着が多かったのがとても痛いです。
とはいえ、今年は残り2週がどうであれ、今後に向けた課題が数多く目立った年でした。特に、以下3点が大きな課題です。
【課題】
(1)北海道シリーズをはじめとした「夏競馬」の不振
(2)「変則開催」の不振
(3)「複勝」の不振とその扱い
(課題1)「夏競馬」
昨年に続き、夏競馬が不振。
札幌/函館/新潟/小倉の夏開催では、今年合計で120万のマイナスを計上。特に、札幌がそのうち約半分を占める状況。新潟は、夏競馬を除くとプラス64万、小倉は夏競馬と震災直後を除くとプラス47万と、競馬場自体との相性が必ずしも悪くないものの、夏開催はいずれもマイナス。夏開催で大きく収支を落としたのは2年連続なので、ここは買い方を含めて抜本的に見直す予定です。
(課題2)「変則開催」
今年は「変則開催」でことごとくマイナスを計上。
震災直後の小倉がマイナス40万、4月の阪神がマイナス32万、7月中山がマイナス22万、7月京都がマイナス14万。7月中山、7月京都は、ともに馬場の遷移が変則だったにもかかわらず、最後まで年間傾向を重視しすぎたことが失敗。外が伸びているのに、内枠先行重視でサンライズベガから買った七夕賞が典型です。「年間傾向」は「年間傾向」で認識しつつも、現在の馬場の変化にすばやく追従する「柔軟性」を高めることが目標です。
ちなみに「いったいどこで損失を埋め合わせたのか?」については、中央開催、中でも東京と京都の2つとなります。東京は、今年も稼いだ芝1400mをはじめ、芝/ダートともに好調。京都は、1月、10月と2度、芝で内枠がかなり有利という馬場傾向が出て、ここでまとめて稼いだのが勝因です。
(課題3)「複勝」
結論から書くと、来年は「複勝」を止めます。
年間振り返りの冒頭で、今年の軸馬の成績を書かなかったのは、年間複勝回収率が、今年は以下のようにプラスにならなかったためです。
・1着軸[13 6 13 59] 勝率14.3%、3着以内率35.2% 単勝回収率108%、複勝回収率92%
・3着軸[19 41 41 384] 勝率 3.9%、3着以内率20.8% 単勝回収率 75%、複勝回収率98%
「3着軸」は、単勝期待値で選んでいないので、単勝回収率75%はほぼ例年通りであり問題なしも、複勝が100%に届かなかったのが残念。商材でも「複勝は5%の上乗せがあって高回収率が安定する反面、100%の壁を破るのが難しく、90~95%前後に収束しやすい」と記載しましたが、今年はそれを自分で証明する形になってしまいました。他の券種で強弱をつけて手広く買う方法での代替を計画しています。
一方で、「1着軸」の単勝回収率が108%と、昨年、一昨年に続いてプラスになったのはよかったです。
以上を踏まえ、来年に向けた目標を以下に記します。
【目標】
(1)「課題」の克服
(2)好不調の波を小さくする
(3)勝負レースの選定力を上げる
(目標1)「課題」の克服
前述の「課題」で記載した通りなので省略します。特に、夏競馬については2年連続でやられているので、最重要課題です。
(目標2)好不調の波を小さくする
具体的数字としては、軸馬の3着以内率の目標を「27%」に設定(かつ、複勝回収率100%以上)。
2011年は、軸の複勝回収率は合計97.5%だったものの、3着以内好走率は23.1%と、2009年(19.4%)、2010年(20.5%)から上昇。要因は、単純に軸平均人気が8.0から7.3と、多少人気サイド寄り予想が多くなったため。多少人気寄りでも、好走確率から4~6番人気あたりの上位を選択して勝率を上げるというパターンをつくり、人気薄軸とのメリハリをつける予定。ただし、それでも3番人気以内を軸にしたときの成績は今年も悪いので、基本的には4番人気以下を軸に。ちなみに、2011年も2010年に続き、年間で1番人気を1度も軸にしませんでした。
(目標3)勝負レースの選定力
今年は、遊びレースを除くと、ざっくり以下のような比率で購入しました。
・通常レース (1R 7,000~10,000円) : 約40%
・勝負レース (1R 10,000~40,000円) : 約50%
・大勝負レース (1R 40,000~70,000円) : 約10%
ただし、大勝負レースでも通常レースでもそれほど勝率は変わらず、これが実馬券の微妙な回収率につながっています。メリハリという意味でも、勝負レースの選定についてはこれまで以上に追究していきます。
最後に、先週の馬券画像・・・と思ったものの、APATのサイトが今日はつながらないので、有馬記念のみということもあって省略します。
今年は特に多くの課題が残りましたが、これは来年のみならず、それ以降にもつなげていきます。今年一年、ありがとうございました。