「得意の中山で巻き返しを」と狙っていた今開催の中山は、全く機能せず。

特に先週の中山芝は、10年以上前のボロボロなころを思わせるような外有利の馬場でしたが、年間傾向を重視しすぎて傾向の変化に対応できずに負けました。中山では開催単位で負けたのは、昨年4月開催以来で久々ですが、今開催は自身の「通常(年間傾向)と違う馬場状況や、変則開催へ対応する柔軟性のなさ」を露呈した結果となりました。


「年間傾向を重視するか、最近の傾向のどちらをより重視するか」は難しいテーマですが、今開催は年間傾向の方を重視しすぎた失敗の典型例です(「年間傾向と最近の傾向が一致する」今年2月の東京ダートや、今年2~3月上旬の中山芝が最も勝負しやすいですが)。
この中山開催で負けた経験は、「年間傾向に固執しすぎない」ことを痛い目を見ながら学んだという意味で、今後自身がワンランク上にステップアップしていくための糧としていく必要があります。


馬券的には、馬場が読めていないことでレース数を絞っていた影響もあるものの、今年3度目の軸馬全滅。週単位の軸馬全滅は、昨年8月から今年4月まで0回でしたが、今年5月以降だともはや3度も記録しています。
次週からは開催が変わりますが、比較的得意な新潟もはじまるので巻き返しを狙います(←「新潟」を「中山」に文言変換すると、前開催後の反省と同じになりますorz)。


馬場想定の前に、簡単に先週の中山芝を振り返ると、1~3枠が不振で、7~8枠が好調な外有利の馬場状況。よって、七夕賞のサンライズベガなど、この週に内枠先行で敗退した馬は次開催で低人気での巻き返しに期待します。


・新潟芝
開幕週。直線レースは前走ダートの馬で、パワー血統もしくは注目血統の馬から。外回りは外枠。


・新潟ダート
先行馬が有利も、荒れにくいので馬券にはなかなか結びつかない。


・京都芝
外の馬場状況が良く、1~2枠の成績が悪いが3枠より外ならそれほど変わらない。逃げ馬は全滅だが、先行馬が9R中6Rで勝っているように、差しばかり決まっているわけではない。中~外枠で、中団ぐらいにつけられる馬が良い。臨戦的には、そろそろ少し時計がかかってきて短縮有利の馬場へのシフトする可能性も十分。


・京都ダート
短距離は、逃げ馬が9R中7Rで馬券になっているように好成績な反面、ペースが上がるとシルクフォーチュンのように極端な追い込みでも届く状況。まずは、想定ペースがハイかスローかを見極めたい。臨戦的には短縮優勢も、シルクフォーチュンをはじめ延長の馬も穴を出しているため大きな偏りはない。中距離は傾向不明確で難しい。


・函館芝
巴賞を見ても、基本は先行馬有利。ただし、逃げ一辺倒だったその前の週からは、枠の偏りが小さい点や、逃げ馬の残る数を考慮すると多少の傾向の変化あり。土曜は、枠にこだわらずある程度前につけられる馬を重視しつつ、差しが決まる兆候があれば柔軟に思考を切り替えたい。


・函館ダート
1700mで延長の差し馬が好成績な他は、狙いをつけにくく難しい。