レース選択も馬の選択も下手なしょぼい予想ばかりで、偉そうに語る資格もないです(最近は、ことごとく「最後の2~3択」を外していることもありますが)。競馬は一朝一夕でうまくはならないので、負けて負けて負けまくって、そこから一つでも学び取っていって後でまとめて取り返すぐらいの気持ちで、今週も淡々といきます。
なお、馬券は安い複勝のみなので省略します。
今週もそれほど時間が取れなそうなので、馬場のみで手短に。まとめると、阪神ダート短距離、小倉ダートは基本見送り。阪神芝は血統や展開から、阪神ダート中距離は上のクラスでの短縮、小倉芝は基本内枠も過渡期に注意。
・阪神芝
キングトップガンの1頭で複勝回収率が跳ね上がっているが、1番人気が10レース中9レースで馬券になっており、比較的堅い結果が続いた週。枠や脚質の偏りも少ないが、展開によって、内枠か先行馬がまとめて来たり外枠か差し馬がまとめて来たりと両極端な結果。例えば、外枠や差し馬が来た桜花賞は逃げ馬が引き離していたものの前半5ハロン通過が58.5であったのに対して、内枠や先行馬が残ったNZTは59.9、同じく内枠決着の先週のダービー卿CTは59.4と、主にペースによって決着が変わる難しい馬場。展開の読みが鍵になるが、今はこの読み方の決定打がないため苦戦。逃げ馬の頭数や、人気馬の位置取りから可能性が高いパターンを推測するしかない。
臨戦的には短縮が決まってきてはいるが、キングトップガンやエイシンオスマンのような一発に引き上げられている感も。血統的には本来本コースは鬼のキングカメハメハ産駒が陰を潜めているが、マンハッタンカフェ産駒が先週もまた好成績。相対的にスタミナがある血統の方が穴を出しやすい傾向にある。
・阪神ダート
1200m~1400mの短距離は、一部を除いて堅い。また、短縮が28頭いて全滅、延長も21頭いて2頭が2着したのみで、同距離が他全部を占める。重だった土曜が前残りで、やや重まで少し回復した日曜で差しが決まる。本来、短縮が決まったり、雨で差しやすくなるコースだが、年間傾向とは大きくズレた状況であり、現状では狙うメドが立たない。雨による一過性のものなのか、2009年秋に突然短縮や差しが決まらない馬場になった中山ダ12のように年間傾向自体の過渡期なのか見極めたい。
1800mは延長が不振(25頭中3着1頭のみ)で、他は互角。ただし、ペースが締まりやすい上のクラスほど短縮が決まるような印象。
・小倉芝
想定通りの内枠有利も、馬券にはつなげられず。1枠、2枠、3枠、4枠はそれぞれが全部複勝回収率100円を超えているという、小倉芝では開幕週でもめったに見られないような極端な内枠有利の傾向が出ている。また、日曜メインでも、桜花賞以上のハイペースということを差し引いても準OPで1.58.4という高速決着となっている。ただし、日曜の終盤には外枠の短縮もあと一歩(日曜10R4着のメイショウバレーヌ)まで来ていたように、馬場の過渡期の可能性も。
一応、土曜までは内枠有利、日曜(早ければ土曜後半)はペース次第で差しの台頭も警戒。
・小倉ダート
次週の小倉の番組は、ダート戦が非常に多いので、少しでも傾向をつかみたい。ただし、依然として分析は難解。1000mは堅すぎて傾向が見えない。1700mは前走先行している短縮の馬の成績が良いが、決定打はなく、よほど面白そうなレースでないと手が出しにくい。