反省に続いて、フェブラリーSについてと、Cross Bias Analyserのバージョンアップ版作成状況について記載します。
【フェブラリーSについて】
フェブラリーSといえば、2009年はサクセスブロッケンから予想して3連複は当たるも、ハナ差で3連単を逃したために悔しい思いの方が強く残り、昨年はダイショウジェットから上半期1、2番目の大勝負をして、大やけどを負ったレースです。
フェブラリーS(をはじめとしてダートG1)といえば、真っ先に消したいのが「初ダート」の馬。昨年も↓の記事に記載したように、初ダートは、特に上のクラスや年を経るにつれてですが、非常に期待値が低い臨戦です。
http://ameblo.jp/fuyukisper/entry-10463762886.html
昨年も、フェブラリーSではリーチザクラウンやレッドスパーダ、スーパーホーネット、ローレルゲレイロのような実績馬が、ジャパンCダートではアリゼオがこけました。霜月Sで2番人気を裏切ったサンカルロのような馬もいました。
今年もあらためて、もう一度2000年以降の10年以上において「3歳夏のオープン以上で初ダートだった馬」の成績をとってみました。(地方馬の中央入りの初ダートが一部入っていたので除外しました)
[7 2 5 144] 連対率5.7%、3着以内率8.9%、単勝回収率45%、複勝回収率29%
やはり、全体的に期待値が低いというのは変わっていません。2008年は[0 0 0 15]、2009年は[0 0 0 16]、2010年は[0 0 0 21]と、ここ3年は、馬券にすらなっていません。
再度、3歳夏以降のオープン以上のレースにおいて、初ダートで勝った数少ない馬を並べると、以下となります。
2001年武蔵野S クロフネ(1番人気)
2003年武蔵野S サイレントディール(1番人気)
2003年霜月S ブルーコンコルド(6番人気)
2005年ガーネットS メイショウボーラー(3番人気)
2005年ブリリアントS テンジンムサシ(10番人気)
2005年エニフS ヴァーミリアン(3番人気)
2007年ギャラクシーS マイネルスケルツィ(3番人気)
相変わらず「めったに勝たないが、走った馬はかなり強い可能性をもつ」といえます。どんなデータもそうですが、可能性は「ゼロではない」ので、ピンポイントで走りそうな馬を買ってもよいですが、私は、走る馬をピンポイントでは見抜けなる自信はないので、機械的に消し続けます。上記の全体の回収率も、10番人気で勝ったテンジンムサシを除くだけで、単勝、複勝回収率はともに「23%」となってしまいます。
ということで、今年も初ダートの馬は消しと結論づけて終わりたかったのですが、残念ながら初ダートがいません。
これだけで終わってしまっては元も子もないので、今年狙おうと思っている馬でも記載します。
昨年は、1週前の記事で、「ダイショウジェットかテスタマッタが軸候補。相手はエスポワールシチー」と記載したものの、ハズレのダイショウジェットを軸にしてしまいました。
昨年は失敗しましたが、今年も登録段階で非常に面白いと思っている馬がいます。
それは、オーロマイスターです。
現在の馬場状況を考えると、年間傾向以上に短縮有利。よって、ここは10回予想しても、100回予想しても、短縮の馬を軸にします。ただ、ここは短縮が多い構成。
その中でも、オーロマイスターは高い短縮適性をもつ馬です。ただし、昨年のダイショウジェットも、盲目的になって勝負してやられたように、出馬表と人気が出たら、最も人気と好走率が高いと判断した馬を切り替えて選択できるよう、冷静になります。なお、中間熱発の話もありますが、馬の状態をほとんど考慮しない私としては熱発の話があれば逆に人気が落ちて歓迎のため、どんどん陣営の方には不安のコメントを出してあおってほしいです。
他には、シルクメビウス、パワーストラグル、バーディバーディ、クリールパッション、マチカネニホンバレあたりから穴を選びたいと思います。
【Cross Bias Analyserのバージョンアップ版について】
まず、Cross Bias AnalyserのURLを↓に(よくこれを忘れます)
http://www.crossbiasanlyser.jp/
最近執筆が滞っていましたが、現時点でバージョンアップ予定の項目について全て書きあげて、昨日提出しました。大きな差し戻しが発生するような問題がなければ、近いうちにアップされると思います。
なお、今回のバージョンアップでは、主に以下を実施します。
(1)全種牡馬分の詳細傾向の更新
(2)コース別の血統データの更新
(3)馬場状況の読み方において、年間傾向の最新化
(4)Targetの使い方に「有効なデータを抽出する法」の説明を追加
(5)オープン馬の最新化(2010年終了時点の現4歳以上)
(6)Cross Bias Analyserを用いた予想プロセスのサンプル追加(バイアス別、距離別、条件別で8R分。全てオープン以上)
(7)2010年以降、自身が予想した全ての重賞で、予想時点で想定していたバイアス一覧
特に「(6)」については、単なるレース回顧ではなく「2歳戦(若駒戦)の狙い方のポイント」をはじめ、予想時にスパイスとして使えそうなポイントについても極力記載しました(あくまで基本の予想パターンありきですが・・・)。
自身、2歳戦は阪神JF2年連続的中や、昨年も京王杯2歳S、小倉2歳S、ファンタジーSを当て、今年も3歳冬のシンザン記念や紅梅Sを当てるなど、若駒のレースは比較的得意な分野となりますが、今回はこれをある程度体系化してみました。