まずは、有馬記念のみアップします。今回は「有馬記念スペシャル」で、個々の馬評価を記載します。
続いて、次の記事で中山と阪神の他のレースをアップ予定。小倉はオッズがないのと開催あるか微妙なので、あるならば午前中にアップします。
<中山10R・有馬記念>
軸 ネヴァブション
本線 ドリームジャーニー、ブエナビスタ
穴 トーセンジョーダン
次点 ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ
おさえ 3、5、13、14、15
ポイントは中山適性と余力。このレース自体AJCCや日経賞、オールカマーで好走した馬と相性が良く、エアシェイディ、マツリダゴッホら中山以外のG1では馬券圏内に入れないような馬がこの有馬記念で好走している。余力という意味では、ジャパンカップを使わない、もしくは凡走しているような馬に妙味あり。また、最近の中山は徐々に内の優位性が消えているものの、基本的に本レースは内枠の方に穴が潜む確率が高い(マンハッタンカフェが勝った年や、マツリダゴッホが勝った年は内枠の人気薄が上位で穴)。
軸のネヴァブションは今年もAJCCを勝つなど中山の中長距離への適性は高い。器用に前に先行できるタイプで内枠も魅力。懸念されるのはステイヤーズSを使ったことによる疲労だが、11番人気ならプラス材料で相殺可能な方に賭ける。以下は個々の馬評価を参照。
1.ヴィクトワールピサ
中山適性があり、かつ器用なタイプなので内枠も向く。しかし、2番人気はやや人気しすぎた感も。
2.ネヴァブション
中山適性上位。昨年は外枠に泣いたが、今回はこの馬の長所である器用さを生かせる好枠。中山芝の馬場が内と外で大きな差はなくなってきた点と、ステイヤーズSに出走したのが余計な点はあるものの、合成オッズ11番人気というオッズと、枠や適性というプラス材料を考慮すれば軸として十分期待できる。
3.フォゲッタブル
母父トニービンは本コース特注であるが、父ダンスインザダークが中山中長距離G1にあまり実績がないのが悩みどころ。内枠なのでとりあえずおさえ。
4.トーセンジョーダン
中山で2走しているが、適性という点では不明。ただし、余力があるのは魅力で、内枠を引けたのは大きい。内枠から先行してスタミナを生かせば面白い。
5.ルーラーシップ
母父トニービンは本コース特注であるが、父キングカメハメハは本来東京や関西外回りのような広いコースがベストで悩みどころ。内枠なのでとりあえずおさえ。
7.ブエナビスタ
余力という点では微妙だが、天皇賞がぶっつけだっただけに許容範囲。中山もそれなりに走る、となると、やはり相手としては完全には外しにくい。
8.メイショウベルーガ
京都芝外回り向きと判断。
9.ダノンシャンティ
休み前に強い競馬を見せていたのは東京や阪神外回りのような広いコース。
10.エイシンフラッシュ
中山適性はある。今秋3戦目というローテも良い。ただ、中途半端に先行するようだと若干距離ロスが不安。
11.トゥザグローリー
血統的には東京の方が良さそうなタイプ。枠自体は外でもあまり問題ないタイプではある。
12.ドリームジャーニー
このレースのポイントとなる中山適性と、このレースに向けて余力を残しているという2点を満たす馬。合成オッズ6番人気と昨年の覇者のわりに人気落としている点が良い。今年は58~59キロに泣かされていた面もあり、57キロになってチャンス。枠はあまり問わない。
13.オウケンブルースリ
秋3戦目で、かつ前走は凡走で余力はある状態。内枠なら、中山巧者の鞍上が突如先行させる競馬をして面白いかもと思っていたが、外枠で競馬がしにくくなった。
14.ペルーサ
「出遅れなければ」ということで常に実績以上の人気を背負うのが難点。東京コースで末脚を生かすのが合っていると考える。この馬については枠はあまり関係ない。
15.レッドディザイア
器用さが武器の馬だけに、外枠が痛い。
ただし、1番人気ブエナビスタと比べて10番人気になるほどの差はない。
16.ジャミール
混戦向きで揉まれて強く、外枠では妙味が薄いタイプだが、なぜか絶妙に外枠を多く引いてしまう馬。強い相手向きのタイプではあるが、この枠では良さを出しにくい。