天皇賞秋は、伸びかけたところで思いっきり挟まれてもろに立ち上がる不利。軸印の馬が穴印の馬に妨害され、本線印の2頭で決まるという、「印のつけた馬はもっと仲良くしろよ」とボヤキが出る内容でした。他にも、マイネルレーニア、ファンドリカップ、メイショウモネ、ラルケットが出遅れ、ブラッシュアップは直線入ってずっと手綱を絞ったままと、軸馬がことごとくまともな競馬ができず、ここ最近の中でも最も消化不良な競馬続きでした。
同時に、日曜阪神12Rで特注血統のタカノキングをあっさり消していることや、アスターローズやラルケットの人気の読み違いなど、時間がないことからくるあせりから、防げるミスを連発。やはり、時間がとれないときは、無理しない方がよいというのを、マイナス金で示されました(でも、結局また次も忙しくても買ってしまいそうですが)。
月曜予想は、土曜日の新聞があるので、今日の馬場を踏まえて良さそうなのがあれば追加します。
本題ですが、
■競馬勝ち組養成講座
http://ameblo.jp/keibanogakkou/
の坂口さんと私の共同作成の競馬商材である「Cross Bias Analyser」の販売が開始されました。
■Cross Bias Analyser
http://www.crossbiasanlyser.jp/
以前、自身のWebサイトをわざと検索にひっかかりにくいように細工したりして、極力人に見つからないようにしながらひっそりと掲示板で予想していたのですが、そこで坂口さんに発見され(?)、競馬商材の執筆のお誘いをいただいたのが、今回のきっかけです。
最初のメールでは、単純に執筆に対する自信がなかったこともあって断ったものの、自分の考え方を物として表すことによって、自身の成長につながればよいと思い、最終的には受諾することにしました。
商材は、URL内にもありますが、主に以下の構成になっています。
・馬単体の適性分析
・種牡馬の適性分析→特注、注目血統一覧もこちら
・馬場状態の読み方
・予想プロセスの解説
当初は、馬単体の適性分析の「おまけ」の存在だった「500頭のオープン馬分析」と「種牡馬分析」のみの予定でした。オープン馬の分析を受けたときは、軽い気持ちで受けたのですが、いざオープン馬を調べようと思ってTargetでオープン馬一覧を出したところ、想像以上の多さに目がまわりそうになりました。1月から執筆をはじめたのですが、正直年末年始出勤のかわりの平日休みが、ほとんどこの「オープン馬分析」でつぶれました。
ただし、このときに1頭1頭丹念にTargetで調べたからこそ、「サンカルロやアイアムカミノマゴは短縮で狙える」「グランプリエンゼルは重や短縮が得意」「テイエムアンコールは混戦向き」など、現役馬に対する理解を深めることができました。自身のことになってしまいますが、今年は特に重賞やオープンの予想成績が好調なのは、分析を行ったのもひとつとしてあると考えています。
種牡馬適性分析については、今私のブログの上部にある「種牡馬分析」の最新年度版を最初に作りました。
繰り返しになりますが、当初は馬単体の適性分析(500頭分析)と、種牡馬分析を作るぐらいでした。
しかし、モニターの方からのご意見をまとめていただいたのもあり、使いにくさと、どう使って良いかの説明が不足していたことが課題でした。また、私の予想の要点である、馬場の読み方についての記載がほとんどありませんでした。
上記のような経緯もあり、8~9月に、以下を追加で実施しました。
・「種牡馬の適性分析」の強化 → コース別「特注血統」「注目血統」一覧の添付
・「馬場状態の読み方」の新規執筆
・「予想プロセスの解説」の新規執筆
・「Targetの効果的な使い方解説」の新規執筆
コース別特注血統、注目血統一覧については、種牡馬の単体分析を予想時に使いやすくするために、コース別に展開していったものです。よくあるコース別に狙える血統一覧と違うのは、「コース別の成績を調べる→注目血統の抽出」ではなく、「種牡馬適性とコース適性から走りそうな血統をコース別に入力→実際に調べて調整」という段階を踏んでいるためです。ガルボやトウショウシロッコ(新潟記念)、本日のペルーサなど、作成後の重賞でも好結果が出ています。私が9月に当てた3連複の16万も、軸馬が特注血統、3着の16番人気も特注血統という理由でおさえてのものでした。
馬場状態の読み方では、コース別にどんな馬場状態になりやすいのかを基本として、馬場状態の遷移の方法とその見方を記載しています。
予想プロセスの解説については、これまでいろいろえらそうなこと書いてきたが実際に予想に現すとどうなるんだ?というところの流れを記載しています。
私はお金が大好きなので、今回の商材については、もちろん売れれば嬉しいです。が、それ以上に、自身の考えをプロセス化することによって、木でたとえると「幹」が明確になり、予想時の迷いが少なくなったのが一番の収穫です。
これまで、私もいろいろな文献を参照し、知識を吸収してきました。
が、本来太くしていくべき「幹」を軽視して、次々と得た「枝葉」の知識をメインに据えて失敗することがありました。小手先のテクニックにハマるというもので、小技や小ネタ好きな自分は特に嵌ることが多い失敗でした。
例えば、コースも馬場も枠も合わないのに、フォーティナイナー産駒の短縮というだけで買ってみたり、逆に条件が揃っているのに休み明け走らない種牡馬というデータだけで消したりなどは、枝葉にこだわって失敗する典型です。
私にとっての現在の「幹」は、「馬場の傾向と血統適性を考慮し、それにあった馬を選ぶ」ことです。
商材も似たようなことを記載していますが、自身の「幹」を「枝葉」で全て覆して、根拠の薄い馬やバイアスと真逆の馬を買わないこと、が大事と考えています。
自身の「幹」を見失わないこと。これは今後も気をつけて予想をしていきます。