来週に向けて、馬場の振り返りを。


・東京芝
先週も、土日あわせて11レース中9レースが差し追い込み馬が勝利し、馬場は差し有利に。ただ、その意識が騎手にあるのかスローになりやすく、非常に上がりが速く、差し馬の中でも速い上がりを使える馬が有利(とはいえ、エイシンフラッシュがまさか32秒7の上がりを使うとは想像もつかず)。安田記念は、瞬発力勝負よりも持続力勝負になりやすいレースであり、かつ今回はリーチザクラウンがいるのでそんなにスローにはならないはず。短縮、延長、同距離の差は少ない。枠の偏りも小さいが、穴を出しているのは主に内枠。


・東京ダート
予想の結果は出ないが、今週も短縮の馬はしっかり走っている(複勝回収率134%で、4着にも13番人気デンコウヤマトなどがあと一歩)。ただし、土曜からダノンプリマドンナを選んだら次点のウィッシュアゲンが、レプラコーンを選んだらピースオブパワーが、リザルヴを選んだらグラスサミットが、カシマチャンピオンを選んだらノボレインボーが、ヌーサを選んだらギンザナイトが激走と、ことごとく短縮でも別の馬が穴で激走。よって、「短縮馬のうち、sperが軸に選んでいない馬」が狙い目といえるorz
また、短縮の中でも前走3角5番手以内に先行している馬の成績が良い。ユニコーンSは短縮の馬重視で。


・京都芝
内回りと外回りで逆の傾向。内回りは、内枠もしくは先行馬、あとは距離延長組が有利。外回りは勝ち馬全てが6枠より外の外枠有利で、かつ逃げ馬が一度も馬券に絡まない差し有利の馬場。ただ、特別レースの登録馬を見ると頭数が揃わないレースが多そうな印象。


・京都ダート
逃げ先行差しも満遍なく、枠の偏りもなく、延長短縮同距離の偏りもない難しい状況。予想がしにくい状況が続く。


ちなみに、軸馬の3着以内率として記載した「約20%」は、勝率、連対率、3着以内率ではだいたい何番人気に該当するのかを調べてみました。以降の記述は、全て2008年からの2年半をサンプルにしています。
結果、以下と同じぐらいとわかりました。

2番人気の勝率 → 18.9%

4番人気の連対率 → 21.3%

6番人気の3着以内率 → 21.6%
ここで、私の軸馬の3着以内率と同じぐらいの勝率である「2番人気馬が最大何連敗しているのか」を調べてみました。サンプルは「8320レース」です。
結果、2番人気馬は2008年12月と、2008年5月の35連敗を2度記録しており、次は2010年5月の28連敗、2009年5月の27連敗が続きます。逆に、連勝は5連勝が2度あります。
私の軸馬については、選ぶ人気がぶれるので2番人気よりも安定感がないのは確かですが、サンプルが「712レース」にすぎないことを考えると、この「26」という連続4着以下は相当ひどいことがわかります。どこまで伸びるか怖い面もあり、いち早く抜け出したいということもありますが、まずはあせらず、読めないレースに手を出して傷口を広げないようにしたいと思います。


最後に参考までに、軸馬だけではなく、今年からつけるようにしている「穴マーク」の馬の成績については、3着以内率14.5%(回収率98.7%)で、さすがに軸馬よりは成績が落ちており、また回収率100%にも到達していません。
また、「本線マーク」のうち、一番手(左側に記述している方)が3着以内率35.4%、回収率68.8%に対して、二番手(右側)が3着以内率47.2%、回収率90.2%と安定しているという、一般予想で言えば○よりも▲の方が極めて成績が良いといういびつな予想になっています。思えば昨日も○扱いのペルーサが派手に飛んでしまいました。