お久しぶりです。
『アリス』を見ました。
見たのはずいぶん前だったりします。
いや、ジョニーはかっこよかったですよ。
美術もステキでした。
最後に流れるアリスの歌もよかった。
でも、みんなに目を配った結果なのか、なんだか消化不良なかんじでした。
まず思ったのが、
穴、深っ。
落ちすぎだろ…。
うん、ここで3Dを楽しむのはわかるんですけど。
でもうんざりするほど落ちる。
オチは、「アリス・イン・アンダーランド」(本当にそう言ってる)ってアナタ…(笑
しかしながら、下の世界はきれいだし面白いし、クリーチャーのデザインもなかなかステキ。
チェシャ猫、かわいかったし、イモムシ(名前を忘れた)もいい感じ。
でも、アリスが戦うのを決めるまでがやたらに長い。
マッド・ハッター(ジョニー)は確かにヘンですが、そこまでブッちぎれてもおらず、なんかソフトなイメージだった。
これは期待しすぎたからかも(何の期待だ)。
あと、マッド・ハッターは主役じゃないから。
主役はアリスだから。
そこんとこ、映画としてどうなのよ。
ジョニーはダンスが好きじゃない、とどこかで読みましたが、最後に見せてくれるダンス(難しい名前のダンス)は「こんだけひっぱっといて、それ???」という、なんだか半端な感じでした。
ほか、赤の女王(ヘレナ・ボダム=カーター)と白の女王(アン・ハサウェイ)、それぞれの抱えている葛藤が妙に複雑で、おとぎ話として楽しむにはあっさりスッキリ感がなく、大人のドラマを読み取るには情報が少なく、なんだかもやもやした感じだけが残ってしまいました。
ところで、アン・ハサウェイの演技、見てて恥ずかしかったのは私だけだろうか。
それはともかく、最後に現実の世界に戻ったアリスは、自分の道を選び取る勇気を持って帰ってきているわけで、女の子が大人(自立した女性)への一歩を踏み出す、という構図はわかりすぎるぐらいに明快で、それはそれでなんだか釈然とせず。
極彩色の世界なんかは私の好みでしたが、私が期待していたものとは違っていました。
でもまぁ、エンターテインメントとしては合格点だと思います。
結論。
アリス(原作)って偉大な作品なんだなぁ。
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