ゴールデングローブ賞、取りましたね。
アカデミー賞でも有力ってことかな?
私も先週、『アバター』を見ました。
3Dに時間がうまくあわなかったので、2D字幕で見ました。
公式サイト→http://movies.foxjapan.com/avatar/
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー
■お話■
人類は宇宙への進出を果たし、小惑星パンドラに莫大な利益を生む鉱石が眠っていることを発見する。だが、その鉱床の上にある森には、ナヴィと呼ばれる先住民がいた。
ジェイクは「アバター・プロジェクト」に参加することになり、ナヴィたちのもとにうまく潜り込むが、彼らの生き方を知るにつれて軍令との間で深く葛藤することになる。
ひとことで言うと、悩みどころのない『もののけ姫』。
いやー、おもしろかったです。
映像がとにかくすごかった。
極彩色できれい。
見るからにCGの獣たちも、私でも許せるレベルまで来ている(デザインはあんまりしゅっとしてないけど)。
ドラゴンみたいので空を飛ぶところ、矢を放つとき、獣たち、その他諸々やっぱり迫力ありました。
3Dでも見てみたいなって思いました。
いろいろフシギなところはある。
最後に真正面から軍に立ち向かうのは軍籍にあった人間としてどうなのか思うけれど、まぁ軍隊との衝突が描きたいのならそれもしょうがないだろう。
いかにも「未開」の文化を描こうとしている気がして笑えるところもあったが、多分それはアメリカの一般の人々にはそれっぽく見えるんだろう。
オチも、あーそうなっちゃうのかー、というかんじで、釈然としないものが残る。
が、『もののけ姫』のラストのようなちょっとつらいかんじはない。
それでいいと思う。(というか、どうでもよくなった。)
ご都合主義といえばその通りだけれど、なんとかまとまってるし、ま、いいや、という感じです。
あと、けっこう長い。
どうでもいいけど、ナヴィたち(顔が豹っぽい)は鼻がぺたんこだから、ちゅーするとき邪魔にならなくていいな、とそんなことを考えた。
ともかく、ストーリーとしては単純というかとてもわかりやすいし、だからいっそう楽しめた気がする。
思い切り金をかけてエンターテインメントをつくり、ちゃんとヒットさせるのはそれはそれで潔いしえらいと思う。
そんなわけで、テーマ自体は重大だけれどたいして深く扱っていないので、奥深い超感動大作を求めずにアクションと映像を求めて行けば、楽しめること間違いなしだと思います。
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■追記
書き忘れていましたが、この映画に出てくる軍はまぁ米軍で、よそに出かけていっては軍の論理で何でも壊してしまうというところには批判もあるのかもしれないです。実際かなりひどい描き方で、この軍人さんにも家族があるんだよなぁ、なんて描写はなく、ひたすら悪くひたすら(バチがあたった的に)ぶっ倒される。
でも、大佐がすごく怖くて、アバターより強いので、むしろ人間の肉体と意志の強さを見せ付けられたような気もする。
大佐役の俳優は、スティーヴン・ラング 。どこかでみた顔だと思ったら、『パブリック・エネミーズ』の捜査官(最後にビリーにデリンジャーの遺言を伝えに行く人)だった。
ラスボスが強すぎてなんかかっこよくなってしまった、よくあるパターン(笑)