ヴィヨンの妻って映画公開中ですね。

ちょっと観てみたい気もするのだけれど……。


本はずいぶん前に読みました。


なんか、とんでもない自己破滅的放蕩者の旦那がいて、奥さんはとにかくひたすら耐え忍ぶ。浮気も心中もやりたい放題(?)の旦那はその実やっぱり嫁を愛している、という、わかったようなわからんような話。


とっとと出て行けば?


と思いましたが……それは私が若かったからだろうか。

人を愛するってある意味マゾヒスティックなことなのかもしれませんが、この奥さんまでいくとなんか怖いなって思ったような気がする。


極端な感じがちょっと童話みたいかも?



↓新潮で読んだのは、いちばん安かったから。

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)/太宰 治
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パンドラの匣・ヴィヨンの妻 (まんがで読破)/太宰 治
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マンガもあるらしい。

マンガでもストーリーはわかるけれど、文章のステキさはわからないと思うので、入り口としてはともあれぜひ原作を。


私は松たか子がいまいち好きでない。

嫌なわけではない。「いまいち」の明確な理由もない。なんとなく。

「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」公式シネマ鑑賞読本/「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」製作委員会
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やっぱり見に行かないような気がしてきました。