ツァラトゥストラはこう言った
を読みました。
これを読むと、死にたくなるんだと長いこと誤解していたので(笑)なかなか読まなかったのですが、大誤解でした。
でも、生きたくなるか、というとそれもよくわからない。
自己啓発書だと思って読んだわけではないので、まったくかまいませんが。
難しくてよくわからなかった。
ニーチェがこんなに「愛」を語る人だとは知りませんでした。
こんな生き方はしんどいと思うのは、私が卑小な人間だからです。
自分にひきつけて読んでも仕方ないんだけど。
私のほうから行かないとダメなんだと思うんですよ。
人間は克服されねばならない、自分で価値(世界)を創らないといけない。超人の出現を待っているというのはわかるし、永遠回帰の話をしているのもわかったけれど、それがどうつながっているのかよくわからず。
4部構成の第4部が全然わからなかった…と思ったら、4部に手を入れる前にニーチェが発狂してしまったのだそうです。
でも、詩的な部分も多くて、とても綺麗でした。
ニーチェは確か、ギリシャ悲劇を研究していたんだったよね?
とにかく、思ったよりずっと激しい話(?)でした。
ツァラトゥストラはね、今はやりの「あなたとは違うんです」です(笑
- ツァラトゥストラはこう言った 上 岩波文庫 青 639-2/ニーチェ
- ¥693
- Amazon.co.jp
- ツァラトゥストラはこう言った 下 岩波文庫 青639-3/ニーチェ
- ¥798
- Amazon.co.jp