ツァラトゥストラはこう言った


を読みました。


これを読むと、死にたくなるんだと長いこと誤解していたので(笑)なかなか読まなかったのですが、大誤解でした。

でも、生きたくなるか、というとそれもよくわからない。

自己啓発書だと思って読んだわけではないので、まったくかまいませんが。


難しくてよくわからなかった。

ニーチェがこんなに「愛」を語る人だとは知りませんでした。

こんな生き方はしんどいと思うのは、私が卑小な人間だからです。

自分にひきつけて読んでも仕方ないんだけど。

私のほうから行かないとダメなんだと思うんですよ。


人間は克服されねばならない、自分で価値(世界)を創らないといけない。超人の出現を待っているというのはわかるし、永遠回帰の話をしているのもわかったけれど、それがどうつながっているのかよくわからず。

4部構成の第4部が全然わからなかった…と思ったら、4部に手を入れる前にニーチェが発狂してしまったのだそうです。


でも、詩的な部分も多くて、とても綺麗でした。

ニーチェは確か、ギリシャ悲劇を研究していたんだったよね?


とにかく、思ったよりずっと激しい話(?)でした。


ツァラトゥストラはね、今はやりの「あなたとは違うんです」です(笑

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