長居競技場に行ってまいりました。


私の仕事は、何かトラブルがあったときのための語学スタッフで、逆に言うと何もなければお呼びがかからない待機係。

しかもテレビもラジオもないので、競技の様子はまるでわからない。

休憩時間にこっそりグランドをのぞきに行きましたが(笑)


七種競技の選手が怪我したというので一度お呼びがかかりました。

疲労骨折していたところが痛くてたまらなくなり、もう歩けないと言っていました。

まだ翌日に残っていた種目があったのですが、とても飛んだり跳ねたりできる状態ではないというので、棄権したようです。

けっこう明るい感じの人で、泣いたりわめいたりしていなかったのでよかったです。

まだ若かったし、それほど悲壮感がなかったのが少し救い。

ただ、ものすごく痛そうでした。


疲労骨折していたのは7月の時点でわかっていたそうですが、そのまま国内の選手権には出たみたいだし、日本までやってきて数種目はこなしたわけですから…アスリートってすごいですね。


すごいといえば、アスリートの体ってもうものすごくきれい!

びっくりしました。

いるところにいる筋肉がついているから、マッチョ嫌いの私もオエッて思わない。

あれはもう、それだけで人類の宝のようなものですね…。


1万メートルの選手は、小さくて華奢で、足首なんかどうやってこんな足で走るんですか、と思うほど細い。どこにそんなスタミナが隠れているんですかって思う。

優勝したディババさん、ものすごくかわいい人でしたよ。


朝原もタイソン・ゲイもちらっと見ました。ゲイはね、ものすごく顔が小さくて(笑)、ものすごく密度が高そうな体(?)。ぎゅっと詰まっている感じ。


で、彼らが走ると100mなんてもう、一瞬で終わっちゃう。

びっくりでした。

あの10秒ぐらいのために、彼らは苦しい練習を積んでやって来るんだなぁって思うと、もう「スゴイ」としか言いようがありません。

クソ暑い中でも集中しないといけないし。


やっぱり、生で見ると全然ちがいます。迫力や、音や静けさ、緊張感、スタジアムの一体感。これはさすがにテレビではわからない。

チケットはものすごく高いけれど、見る価値はあると思う。

(でも、この値段設定は絶対まちがっている。あまりにも高い。開会式の客席はガラガラだった。)


今回でなくても機会があればぜひ陸上競技を生でご覧になることをオススメしたいです。