『走れメロス』は、今でも中学生の教科書に載っていますね。
私のときも載っていたような気がする。
ストーリーはいいよねぇ、ってそればっかりですが。
古代ギリシャのメロスくんが友情のために走る話。
メロスとセリヌンティウスの友情がどれほどのものだったのか、というよりは、メロスがいかに「正義」(彼の信じるところの正義)に忠実に走ることができるか、いかに人間としての誇りを守るか、というところが感動的なんじゃなかったかな。
友情のために走る、と言ってしまうと、美しすぎるというのか…わかりやすすぎるというのか。
これを書いたのが太宰治だ、というところに別の感動を覚えます。
メロスが間に合わなくて、転落人生を歩まなくてよかったなぁ。
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実は表題作しか覚えていないのですが、一冊としてカウントしていいのかしら。いいよね。いいよ。私が許す。