さて、新潮夏の100冊に挑戦することに勝手に決めました。
が、達成する見込みは非常に低いです。まあ、いいよ。
今の時点で達成率11%です。
せっかくなので、感想を書いておこうと思います。
昔に読んだ本が多いので、あまり覚えていないかも…これを機会に再読してみるのもいいかな。
感想は数行だけ。覚えてないから(ダメじゃん)。
カレンダーの隣のところに、まとめてリンクはっておきますねん。
さて、じゃまあ、一発目にいるから、夏目漱石 『こころ』から。
『こころ』は教科書に少しだけ載っていました。
夏休み中に読んでおいでって先生に言われて、読んでみました。
どんな話かは…いいですかね?
私も詳細まで覚えているわけではないのですが…。
- こころ/夏目 漱石
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「わたし」のもとに、先生から手紙が届く。その手紙には先生の過去が語られている。
先生と奥さん、そして友人Kの話。
「先生」は、友人のKと同じ女性を好きになる。
先生はKの気持ちを知りながらKを出し抜いてお嬢さんとの結婚にこぎつけるが、Kはそのすぐ後に自殺してしまう。
その罪悪感を抱えたまま、幸せなはずの結婚生活を享受することもなく、孤独に生きる先生の告白がこの小説のメインです。
とにかく苦しい。凄まじい。
友情か愛情か。
その友情も、とても複雑な感情です。認めながらも、嫉妬する。
認めたいのだけれど、素直に尊敬したいのだけれど、嫉妬してしまう。そして、必要以上に自分を卑下してしまう。
先生の場合は、友人を自殺に追い込んでしまった(Kは一言もそれについて言わなかったと思います。でも、だからこそ、失恋のせいだと少なくとも先生は思った)ために、その後も誰にも心を開かないことで贖罪を続けます。
えらいつらい…。孤独なお話です。
でもまあ、いい迷惑なのは奥さんだよね…って俗なこと考えたりしてね。
文章は難しくありません(といったって、ライトノベル級ではもちろんない)。
もう一回読み返してみたくなりました。
今いずこ。