 
 こんな映画を観てきました。 公式ページ
フランスの映画です。
監督:パスカル・トマ 『夫たち、妻たち、恋人たち』
主演:カトリーヌ・フロ/アンドレ・デュソリエ
原作はアガサ・クリスティーの「おしどり探偵トミー&タペンス」シリーズの『親指のうずき』
おススメ度 → ★★★★☆ (俳優さんたちが素敵。奥様が発する「人生を楽しむの!」オーラが気持ちいい。フランスらしいいわゆるエスプリのきいた会話も楽しい。舞台のサヴォワ地方もとてもきれい。ミステリー的には、ちょっとわかりにくいしやや退屈なところも。純粋にミステリーを楽しみたい方には物足りないでしょう。)
- 親指のうずき/アガサ・クリスティー
   
- ¥840
- Amazon.co.jp
 
 けっこう面白かったですよ。
 実はあんまり期待していなかったんですけど。
 フランスの小品というところ。
 クスリと笑ってしまう会話や仕草が随所にちりばめられていて、とても楽しい作品です。
 これね、多分フランス人には大うけだと思うよ。軍人の風刺とか大好きだし。
 
 カトリーヌ・フロが、とても素敵なのだけれど、でもあまりにもスタイリッシュすぎないので親しみがもてます。
 こういう、ちょっと田園的な雰囲気(簡単に言うともっさり感)が、クリスティーの作品の持っているほんわかした感じとユーモアをちゃんと再現しているのかな、と思います。
 (といいつつも、実は原作もこのシリーズも読んだことはないのです。ミス・マープルが近いのかな~、と思いながら書いています。)
 
 ちなみに、主人公夫婦の名前は、プリュダンスとベリゼール。
 プリュダンスとは、フランス語で慎重という意味(賢明とか、そういうニュアンスで)。
 名前が性格の真反対なので面白いですね。
 ものすごい思い入れで絵に描かれた家を探し当てるのに、事件が解決してみれば他人事、みたいな態度がいっそ美しいです(笑)
 
 うーん、まだ感想がまとまっていないみたい。
 また思いついたことがあったら、そのとき書きます。
 雰囲気がとにかくいい。