先週金曜日(1/11)のブログで、脳への癌転移と放射線壊死との区別が、
画像診断では困難と書いたところ、
読者の方からコメントがあり、メチオニンPETで区別できる旨ご教示頂きました。
 
ブログをやっていて、助かった、と思う瞬間です。
 
ここでメチオニンPETについて、調べたところを書きます。
 
通常のPETは、ブドウ糖が癌細胞に取り込まれやすい性質を利用して、
ブドウ糖類似の放射性物質(FDG)を注射して、それが癌細胞に集まったところを、
撮影するというものです。
癌細胞のある場所だけ光って見えます。
 
ところが脳は元々ブドウ糖を多く消費する臓器であるため、
通常のPETでは、脳全体が光ってしまい、腫瘍を検出することができません。
 
そこでブドウ糖の代わりに、メチオニンというアミノ酸を使用します。
メチオニンは、脳にはそれほど取り込まれず、癌細胞には取り込まれるという、
都合のいい性質を示します。
この性質により、腫瘍と他の病変が、脳でも判別できるわけです。
 
ただメチオニンPETができる施設は限定されていて、神奈川県には無いようです。
東京でも国立国際医療研究センター病院と、東京女子医大病院だけのようです。
 
それから健康保健が適用されませんが、費用は6万円弱で、そんなに高くはありません。
 
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今日はCT検査の日でしたが、検査の後に追加で呼吸器内科の診察を入れてもらいました。上記メチオニンPET検査へ向けて相談するためです。
 
急遽入れた診察だったので、ずいぶん待たされましたが(2時間余り)、
夕方5時半過ぎにようやく呼ばれました。
 
呼吸器内科の主治医は、案の定メチオニンPETなど全く知らず、懐疑的でしたが、
とりあえず専門家と相談するという事で、脳神経外科の併診の予約を取ってくれました。
 
今後の予定:
    1月21日(月)脳神経外科診察(相談;紹介依頼)
    1月24日(木)呼吸器内科診察