いやぁー、尾野真千子さんから夏木マリさんに交代で
さみしく思ったものですが、
なかなかマリさん演じる老年の糸子さんもいい感じですね。
舞台は80年代前半のバブル前夜。
たしか校内暴力が吹き荒れていた時代。
いい子ちゃんだった優子の次女がグレて
転がり込んでくる。
NHK公式見たら今週のストーリー、
全部書いてあるなぁあ;
ところで、先々週の尾野真千子さんから夏木マリさんに
交代の話で、三姉妹を親代わりに育ててくれたおばあちゃんの
逝去がさりげなく描かれていましたが、泣ける演出やったなぁあ。
もう皆の話にも加わらずニコニコしているだけになったおばあちゃんが
皆の中に先に亡くなった旦那を見つけお酌をしに行く・・・。
その前にボケてきたおばあちゃんを叱ろうとした糸子を静かに
制止する六角精児さんにも涙;
カーネーション!
続きが益々気になる!
以前から注目してポッドキャストで聞いているTBSラジオ「ニュース探求ラジオ Dig(http://www.tbsradio.jp/dig/index.html)」で『平清盛ってどんな人?』と言う番組があった。NHK大河の『平清盛』を受け、歴史家の加来耕三氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E6%9D%A5%E8%80%95%E4%B8%89 )を招いて平清盛の実像に迫ると言う番組であった。番組自体は加来耕三氏の話し方がとても面白く、ますます大河を見るのが楽しみになった。私自身は違和感なく高級感さえ感じていた一部の『画面が汚い』と言った批判の原因等も分かったような気がする。
さて、番組中加来耕三氏は大河に便乗し『清盛本』も出していると言う話をしておられた。この話の中で一昨年もNHK大河『龍馬伝』を放送中も便乗して『龍馬本』を出版したのだけれど受けが悪くあまり儲からなかったと言う話をしておられた。ただ、私は一昨年の同じくDigで加来耕三氏を招いて行われた『坂本龍馬ってどんな人』と言う番組を聞いて大変感銘を受けたので売れなかったという話は意外であった。
加来耕三氏の話された『坂本龍馬の実像』は多岐に渡っていたのだが私が感銘を受けたのは以下の3点であったように思う。
①坂本龍馬の伝記のほとんどは明治期の講談を元にしたもの。『竜馬がゆく』もこれを元にしたもので特に彼の前半生についてはほとんど分かっていない。明治期に講談が新聞連載されるまで龍馬はほぼ無名であった。
②伝記では剣術修行で江戸に居た頃、偶然黒船来襲を経験したとの事だが、実際は黒船が来襲する情報を事前に察知していた幕府の要請により各藩の精鋭が江戸に集められていた。龍馬は砲術のエリートとして江戸に派遣されていた。龍馬の剣術修行に具体的な証拠はない。
③龍馬が成したとされる『薩長同盟』『大政奉還』等の偉業は確かに龍馬が関わっていたかも知れないが、当時の情勢を考えると流れで起こるべくして起こったもので誰が関わろうとこの偉業は成されたであろう。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで龍馬ファンになった私ではあるがこの視点は目からウロコで、ひとつの歴史の見方の提示は大変感銘を受けた。しかしながらどうも巷間の龍馬ファンには龍馬を矮小化した説として気に入られなかったようだ。
番組中で加来耕三氏は従来の伝記を元にした龍馬の魅力についてこうおっしゃっていた。
①幼少期にダメだった人間が長ずるにつけ『変身』したかのように才能を開花させ偉業を成し遂げる所。
②当時の常識を知識として身につけていなかった故に常識に囚われずに次々と改革案を提示し偉業を成し遂げた所。
③若くして悲劇的に夭折した為に、彼が生きていればどうなったのかと夢を馳せられる所。
キーワードとしては『変身』。ある日突然、才能に開花し周囲をまとめあげ偉業を成し遂げる。しかしながら加来耕三氏は言う訳である。
「歴史に『変身』はありえない。日々少しづつ地味な努力を積み上げることが歴史である。」と・・・。虚像である坂本竜馬。実際の坂本龍馬。どちらにしても私は魅力的であると思うのですが。
大阪では橋下市長が『維新塾』の提言として龍馬にあやかって『船中八策』を編んでおられます。橋下市長も突然の『変身』はなく市政あるいは以前の府政で次々と策を打ち出し改革を進めておられます。上手くいく策もあれば、どうにもならない策もあります。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるでは無いですが頭の下がる思いです。私は策をいくつ打ち出しているのか?を考えるとまだまだまだまだだと思います。
さて、番組中加来耕三氏は大河に便乗し『清盛本』も出していると言う話をしておられた。この話の中で一昨年もNHK大河『龍馬伝』を放送中も便乗して『龍馬本』を出版したのだけれど受けが悪くあまり儲からなかったと言う話をしておられた。ただ、私は一昨年の同じくDigで加来耕三氏を招いて行われた『坂本龍馬ってどんな人』と言う番組を聞いて大変感銘を受けたので売れなかったという話は意外であった。
加来耕三氏の話された『坂本龍馬の実像』は多岐に渡っていたのだが私が感銘を受けたのは以下の3点であったように思う。
①坂本龍馬の伝記のほとんどは明治期の講談を元にしたもの。『竜馬がゆく』もこれを元にしたもので特に彼の前半生についてはほとんど分かっていない。明治期に講談が新聞連載されるまで龍馬はほぼ無名であった。
②伝記では剣術修行で江戸に居た頃、偶然黒船来襲を経験したとの事だが、実際は黒船が来襲する情報を事前に察知していた幕府の要請により各藩の精鋭が江戸に集められていた。龍馬は砲術のエリートとして江戸に派遣されていた。龍馬の剣術修行に具体的な証拠はない。
③龍馬が成したとされる『薩長同盟』『大政奉還』等の偉業は確かに龍馬が関わっていたかも知れないが、当時の情勢を考えると流れで起こるべくして起こったもので誰が関わろうとこの偉業は成されたであろう。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで龍馬ファンになった私ではあるがこの視点は目からウロコで、ひとつの歴史の見方の提示は大変感銘を受けた。しかしながらどうも巷間の龍馬ファンには龍馬を矮小化した説として気に入られなかったようだ。
番組中で加来耕三氏は従来の伝記を元にした龍馬の魅力についてこうおっしゃっていた。
①幼少期にダメだった人間が長ずるにつけ『変身』したかのように才能を開花させ偉業を成し遂げる所。
②当時の常識を知識として身につけていなかった故に常識に囚われずに次々と改革案を提示し偉業を成し遂げた所。
③若くして悲劇的に夭折した為に、彼が生きていればどうなったのかと夢を馳せられる所。
キーワードとしては『変身』。ある日突然、才能に開花し周囲をまとめあげ偉業を成し遂げる。しかしながら加来耕三氏は言う訳である。
「歴史に『変身』はありえない。日々少しづつ地味な努力を積み上げることが歴史である。」と・・・。虚像である坂本竜馬。実際の坂本龍馬。どちらにしても私は魅力的であると思うのですが。
大阪では橋下市長が『維新塾』の提言として龍馬にあやかって『船中八策』を編んでおられます。橋下市長も突然の『変身』はなく市政あるいは以前の府政で次々と策を打ち出し改革を進めておられます。上手くいく策もあれば、どうにもならない策もあります。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるでは無いですが頭の下がる思いです。私は策をいくつ打ち出しているのか?を考えるとまだまだまだまだだと思います。
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加来 耕三
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