電力使用量に対しての供給量が足りないため、
原発の再稼働は急務であるそうです。
しかしながら、あの夏の不本意な節電要請を経験した
企業は特に中小企業はわかったと思うのです。
結構、節電て儲かるなぁって!
家庭での多少の節電ではありがたみがわかりにくいですが
月々、数十万単位で電気料金を支払っている店舗等は
店内の電気の間引きで驚くほど電気料金が下がることが
お分りでしよう。
さらに初期投資はかかりますが店内灯をLEDに交換するだけで
間引く必要が無くなるだけでなく、
照明代が節約でき、夏場なら冷房代も節約できることに
気付くはずです。
そう、従来の電球は発熱がバカにならない位あるので
LEDに交換することで発熱も抑えられて冷房代も下がるのです。
ご存知のとおり、電気代に占めるエアコンの割合は
23%とかなり高いのです。照明は15%だそうです。
で、原子力発電所ですが
供給予測に応じて発電を行うそうですが
予測の30%を需要が下回ると供給過剰ということで
発電所は強制的に止まることになっているそうです。
つまり、日本中が節電を行い今の25%位の電力需要状態になれば
原子力発電所は停止せざるを得ない のです。
原発が停止しているために電力料金が上がるそうですが
どんどん上げればいいのです。
節電してその分、電気以外の手段で生活をすれば
生活レベルも下げなくて済みます。
家庭ではどうしても電気が使いたいならガス発電や蓄電池を活用することも
できます。今の蓄電池の性能は十分に実用的ですし、
まだまだ高いですが需要があればどんどん安くなるでしょう。
一般市民に出来る脱原発は徹底的な節電なのです。
なお、夏場の暑さはヒートアイランド現象が原因のひとつですが
エアコンの使用量が減れば、エアコンの必要性自体も減ってくることが
想像できます。極端に言えば、暑くなくなれば冷房も要らない。
電力料金が上がれば
企業が海外に出て行く事になるという論理もありますが、
電力料金が上がれば企業は自前の電力を調達するはずです。
考えても見てください。電気代が高いからと海外に出たところで
縮小しているとはいえ日本国内のマーケットは広大で魅力的です。
国内マーケットに対応するために海外に出て行っても
今度は流通コストが嵩んでくるので国内需要に対応するためには
国内で対応するほうが安上がりなのです。
電力料金が高くなればますます電力会社の電気は
要らなくなるということなのです。
で、電力需要が下がってくれば今は使い物にならない
再生可能エネルギーの実用度もグンと上がってくるのです。
最後に原発の廃炉問題ですが、それこそ国力の総力を結集して
取り組む課題であり、成長産業になると思います。
考えても見てください。今、世界では廃炉及び使用済み核燃料の最終処分方法の
確立が出来ている国は皆無なのです。
日本で確立し知財としてしまえば、無限の貯金箱を手に入れたことになります。
国家財政問題(そんな問題が本当にあるのかははなはだ疑問ですが)も
一挙にクリアしてしまえるではないですか!
日本の未来は明るい!
戦略的脱原発こそ日本の未来そのものではないでしょうか?